10月の映画鑑賞は7本でした😃✨




幼な子われらに生まれ(2017年)

3回目の鑑賞です。
16mmフィルムで撮影された映画ということで、今回は撮影に特化してKodakの特集記事(カメラマンへのイタビュー)を読んだうえで観てみました。

https://www.kodakjapan.com/motionjp-mag086

フィルムの粒子(質感)へのこだわり、少数精鋭でのスタッフワーク、三島有紀子監督の独自な演出法などとてもよくわかりました😉✨

雨の高速道路の場面がロケではなくスタジオでスクリーンプロセスを使って撮っていたことが最大の驚き!まったく違和感なし。プロだなと思う。

クドカン良かったですね😉✨






護られなかった者たちへ(2021年)

昨年映画館で観て以来2回目の鑑賞です。
静かな展開でありながら「阿部寛×佐藤健×清原果耶×倍賞美津子」の演技に引き込まれつつ、善悪で簡単には片付けられない行政と被災者との軋轢を娯楽作品として昇華していたことに感心。見応えのある作品でした😃✨
瓦礫が積み上げられた震災直後の町の風景(美術による再現力)が素晴らしかった。
佐藤健くんの感情の赴くまま動くアドリブ的なお芝居に対して臨機応変に対応するカメラマンの腕が光っていました。
更には、映像表現の特性をよく知ったうえで演技する清原果耶さんの表現力の高さにも驚かされました😉✨






黒いオルフェ(1959年)

ほぼ全編に渡ってサンバが鳴り続け、ミュージカルの要素はあれどミュージカルではなく、ドキュメンタリーの要素はあれどドキュメンタリーではないといった具合で、他に形容しがたい不思議な映画でした☺️
異様なエネルギーに満ちた本作品を支えるほとんどのキャストが素人だということにビックリ!!






Mr.BOO! (1976年)

何度観ても面白い!
バラエティ番組出身マイケル・ホイ脚本・監督による香港コメディ映画の傑作!ソーセージヌンチャクのアイデアが素晴らしすぎる😃✨






家族の肖像(1974年)
ヴィスコンティ作品初鑑賞。
はっきりとしたストーリーがなくひじょうに長く感じました。とはいえ、空間ひとつ取ってもヴィスコンティにしか描けない世界観であることは間違いないです。終盤も終盤、老教授(バート・ランカスター)の心の変化が見えるラスト前でやっと映画に乗れたという感じでした☺️✨




サムライソードフィッシュ(2022年)
幕末からタイムスリップしてきた盲目のサムライが現代の東京で子孫と共にパラ水泳に挑むお話。25分のショートフィルム。
びっくりするほど演技も演出も稚拙。
打ち込み主体の音楽もチープ💧
YouTubeで鑑賞。





疑惑(1982年)

資産家の夫を保険金目当てに殺害し容疑に掛けられた前科四犯の球磨子と、彼女に付いた国選弁護士の律子という、肌の合わない2人が勝訴に向けて取り組んでいくお話。
桃井かおりと岩下志麻の演技のぶつかり合いが見所です。
桃井かおりの極度な憎たらしさは得体の知れない魅力に満ち溢れていて惹き付けられました。
思いもよらない裁判の展開も含めてとても面白かったです!






11月は映画館で観よう☺️✨