Amazon prime video で3回観てしまいました爆笑

2015年公開作品   新垣結衣主演
『くちびるに歌を』


あまり期待せず軽い気持ちで観たら予想外に心に響きましたアップアップ

かつて天才ピアニストと呼ばれた柏木ユリ(新垣結衣)は、友人で音楽教師の松山ハルコ(木村文乃)が出産のため、中学校の代理教員として一年間、長崎県の五島列島にある小さな島へやってきました。


この美人教師、ほぼ全編にわたって不機嫌なんです。それはもう観ていてこちらが不愉快になるほどです。

あと、淡々とした流れのため時間が長く感じたのと、ストーリーのなかでいくつか疑問に思う点があってすっきりしなかったんですよね、最初は。

でも見終わったあともう一度観たくなって次の日また観ました。
いくつかの気になってた部分はそんな大したことないように思えてきて、一回目より二回目のほうが良かったんですよおねがい

そしたらまた次の日も観てしまい、計3回の鑑賞となりました照れ



顧問の合唱部で指導するユリ。
ピアノは弾かないという条件で音楽教師を引き受けたわけだけど、実はあることがキッカケで弾けなくなっていたのでした。

自閉症の兄を持つ桑原サトル(下田翔大)。
合唱コンクールの課題曲が「手紙 ~拝啓十五の君へ ~」に決まり、詩を理解するために十五年後の自分へ手紙を書くよう宿題が出されます。
そのときのサトルの手紙でちょっとウルウルきてしまい、それは最後まで重要な要素として生きてきます。

合唱部部長の仲村ナズナ(恒松裕里)もまた両親がいないことで悩みを抱えていました。

登場人物たちの表情や動きがわりと長めに映されるのだけど、それはその奥にある心情を丁寧に描いてるということなんです。
初見で長く感じたのはそれがこの映画の演出であることだとわからなかったからなんですね。



五島列島の美しい風景をバックに練習に励みます。



ナズナとのやり取りのなか、ユリはようやくピアノに向き合います。
生徒たちも一丸となってゆく。

クライマックスの合唱コンクールはもちろん見せ場ではあるけど、そのあとにもうひとつ素敵な展開があります。




長崎弁が違和感なかったこと。
ちょっとした生徒同士の会話に「あるある感」があって懐かしく感じたこと。
新垣結衣さん、最初はとっつきにくかったけどあらためて綺麗だなと思えたこと。
サトルとサトルの兄が仲が良いこと。二人が一緒にいる姿をずっと見ていたいと思えたこと。
そのサトルの兄役の渡辺大知くんが素晴らしかったこと。
心に響く合唱であったこと。
音楽って素晴らしいと思えたこと。

この映画からいろんなことをもらえたような気がします。

くちびるに歌を


また観たいですおねがい音譜音譜