今回取り上げるレコードは、1984年に発表されたドン・グルーシンの『10K-LA』 です音譜


 

 デイブ・グルーシンの弟さんですね。

兄と同じキーボードプレイヤーであり、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーなどマルチに活躍しております音譜

どちらも才能ある音楽家です。

天才兄弟ですねウインク


 

「JVC」というレコード会社から発売されたんですけど、これ日本の会社なんですよね。

ジャズ&フュージョン系のレコードをたくさん発表し質の高い作品を世に送り出してきました。


 

 全10曲中5曲がヴォーカルナンバーということで、AORの要素も含んだ内容になってます。


参加ミュージシャンにはネイザン・イースト(b)やリー・リトナー(g)、アーニー・ワッツ(sax)、エイブ・ラボリエル(b)、エリック・タッグ(vo)といったお馴染みのプレイヤーたちが顔を揃えています。


 

 おちゃめなドンさま照れ



 

10Kというのはロサンゼルスでおこなわれている10kmマラソンのことで、ドンさん自身も毎年参加してるとのこと。といっても30数年前の話ですけどネ。今も続いてるのかな?(^_^;)


 

 

といったわけで軽快なナンバーを一曲。


 アルバム『10K-LA』より


ドン・グルーシン / ELECTRIC MAN 

 

 

 

 作曲ドン・グルーシン。

演奏はドンさんが一人でおこなっています。


使用楽器は、Yamaha GS-1、OBX-a、Roland Vocoder、LM-1、


ドラムは打ち込みですけどいま聴くとちょっとチープな印象ですねえ(^_^;)


とはいえさすがドン・グルーシン、シンセサイザーやキーボード類の音色に関してはずいぶんこだわった感じがします。

ヴォコーダーの使い方もさりげなくてイイ感じですね。カッコイイです(^^)d


そして間奏で登場するGS - 1ですが(1分23秒~41秒、2分56秒~3分06秒)、これがまた良い音色なんですね。カシオペアの向谷さんもよく使ってました照れ

ここではジャズやフュージョンで聴き慣れてるアドリブとはちょっとちがって、短いながらも曲や音色に合わせた無駄のないフレーズを奏でていると思います。

フュージョンというよりはポップイントゥルメンタルといった感じですねウインク



ELECTRIC MAN 


マラソンやジョギングのお供にどうぞニコニコ