朝食を食べ終え、
この日は高知市へと移動します。
しかしその前に・・・
四万十川を見てから出発することにしました。
といっても眺めるのは中村にある赤鉄橋から。
本来なら西土佐方面へ向かいながら四万十川を眺めたいのですが、
雨のため早めに高知市へ向かうため近場で済ませました。
思えば、四万十川を好きになって40年。
観光客が多くなり四万十市内の雰囲気もかなり変わりました。
また四万十川沿いの森林も、昔は原生林が多かったのですが、今は杉が多くなってきました。それに伴い、まだらの黄緑色から濃い緑色が多い人工的な風景へと変わってしまいました。
これから先、四万十川はどういうふうに変わっていくのでしょうか。
少し心配です。
この赤鉄橋からの風景も少し変わりましたが、40年前に初めて四万十川(当時は渡川でした)を見たときの風景を残しております。
ずっと見ていたい風景ですが、出発の時間です。
名残惜しいけど、四万十川とお別れする時間がきました。
四万十市を出発し、
一路東へ、高知市へ向けて車を走らせます。
途中、お昼に土佐市にある千崎製麺さんに立ち寄り、昼食を取ることにしました。
麺類の製麺所ですが店内でも食べることができるお店です。
讃岐うどんのお店みたいですね。
店内も讃岐うどん店を思わせる、古さが漂っていました。
出されたラーメンは、
大盛りで350円! 普通サイズだと250円と激安です。
お味は昔ながらの中華そば風。
少々スープがしょっぱいですが、高知のラーメンではよくあることです。
南国で汗をかくため、塩分が多い味を好まれるのかもしれません。
千崎製麺さんのある土佐市を出てから約一時間弱。
目的地である高知市に着きました。
ちょうどこの日は日曜日ということで、
ホテルの前では日曜市が開催されていました。
ホテルのチェックイン前に散策してみました。
この日曜市も近年は観光化されたせいか、
以前よりも売られている野菜は値上がりしました。
安く購入できるから良かったのですが、
今では他より高いこともあり残念な気がします。
この日は雨のせいか、
出店数も少なく、また早めに店じまいされていました。
日曜市からホテルへと戻って休息したのち、
いよいよ夜の高知市へと繰り出します。
今回選んだ店は「呑」(どん)。
今回初めて行く店で、追手筋にある居酒屋さんです。
店内は広々としており、
騒がしくなく落ち着いて飲める雰囲気でした。
付きだしが和風だったので、
日本酒を注文しました。
いつもの土佐鶴です。
それに刺身の盛り合わせを追加。
かつお、ぶりなどの高知の地魚でした。
美味しかったと思います。
しかし、続いて頼んだ天ぷらはあまりよくありません。
油が悪いのでしょうか、カラっと揚がっておらず、
せっかくの日本酒に合わない出来でした。
結局、これでこのお店での飲みは終了しました。
料理の味だけではなく、
店内の従業員がこちらの会話を始終聞いていて、
頼みもしないのに会話に入り込んだりしたのです。
また料理人も絶えず私たちのほうをじっと見つづけており、
監視されているような居心地の悪さを感じたせいもあります。
お客の動向を見るのは当たり前かもしれませんが、
自然な振るまいで、お客に気づかせることなく
行っていただきたいです。
新しいお店で楽しみにしていたのですが、
残念な結果に終わってしまいました。
こうして高知旅行二日目は終了しました。
つづく。