10月19日、北海道旅行二日目の朝です。
前日に続きこの日も寒く、雨も降っていました

しかし、
ホテルを出発して1時間もすると晴れ間の広がる天候になりました。
この日は津軽海峡を横目に、
登別へと向かいます。
苫小牧を出発して約2時間。
登別温泉に着きました。♨
予想に反して大型のホテルが立ち並んでいます。
温泉街の真ん中には川が流れていました。
このあたりは温泉らしい風情ありますね
訪れたのは温泉施設「さぎり湯」
日帰り温泉施設です。
入口横には、鬼のような石像が建っています。
説明書きには「登別湯かけ地蔵」 と書かれていました。
病院平癒とあるので、身体の良くない箇所に湯をかけるのでしょう。
頭にかけさせて頂きました
そして、いよいよ中へと入ります。
中はレトロ感漂う昔ながらのロビーがありました。
入浴は券売機で購入するシステムです。
ちなみに入浴料金は550円。
「安い」と思ったのですが・・・実は理由がありました。
浴室は地下一階へ降りるようです。
残念ながら浴室内の写真は撮れませんでしたが、
白濁で少し硫黄が匂う、ぬるぬるの泉質でした。
乾燥肌の私にとっては良い泉質です

ただし残念ながら、
シャンプー、リンス、ソープなどはありません。

またドライヤーの使用も有料ですので、
あらかじめ準備して行く必要があります。
入浴料金が安かった理由が理解できました。
↓湯上がりの休憩所です。
御簾のような「すだれ」がかけられており、
どことなく趣がありました。
晩秋の陽光が、
暖かみを醸し出していました。
のんびり感が漂います。

約1時間の入浴後、
駐車場へと戻ります。、
こちらは道南バスのバスターミナル。
有名温泉地とあって、
バスで来る観光客も多いのでしょう。
温泉の次に向かったのは地獄谷。
小高い坂道を上って行くと・・・
湯気がモクモクと立ち昇る谷が見えました。
ここは「地獄谷」と呼ばれる谷です。
登別温泉街からクルマで1、2分くらいにあり、
展望台から噴煙の状況を眺めることができます。
登別の地獄谷は日和山という火山の、
噴火活動でできた火口跡だそうで、
約11ヘクタールの面積があるそうです。
そして、ここを源泉として温泉街の宿泊施設に
温泉が供出されているとのことでした。
近くに寄れなかったのでズームアップしてみると、
その迫力を実感できます
地獄谷を見学したあと、
駐車場の係員さんから「大湯沼」へも行くことを薦められました。
「大湯沼???」
正直に言うと登別の観光情報をしっかり調べてなかったので、
大湯沼が何なのか分かっていませんでした。
分からないながらも、
薦められたから行くか~という軽い気持ちで行ってみました。
すると・・・
先ほどの地獄谷とは異なる、
モクモクと湯気が沸き上がる巨大な温泉沼が姿を現しました。
圧巻というべき風景です。

青い空や雲と一緒に撮ると、
雲霧のようにも見え幻想的にも見えました
大湯沼は駐車場を挟んでもう一箇所あります。
より近づいて間近に見ることができます。
手を差しのばせるくらいに近く、
湯煙の迫力感を感じることができます。
地獄谷、大湯沼で一時間ほど滞在しました。
この後は、洞爺湖、ニセコを経由し小樽へと向かいます。
地獄谷から道道2号線を使い、峠越えをします。

途中、洞爺湖が見えるパーキングで下車、
空の雲の色と入り混じって見えにくいですが、
洞爺湖がみえます。
洞爺湖といえば、
洞爺湖サミットというのがありましたね。
洞爺湖の遙か北の先、小樽があるのですが、さすがに見えません。
5分も立っていることできないほど気温が寒く、
早々とレンタカーへ引き返しました。
ちなみレンタカー代金は車種フィットで、1週間で3万円ほどでした。
峠を超え、洞爺湖を過ぎてしばらく走ると、
存在感ある山が見えてきました。
北海道を代表する山、羊蹄山です。
残念ながら雲に隠れて山頂は見えませんでしたが、
富士山を思わせる円錐形の、キレイな形をした山でした。

ようやくこの日の宿泊地・小樽市に着きました。
残念ながら雨です。

ホテルにチェックインし、
長時間の運転で疲れきってしばし休憩していた我々でしたが、
小樽運河の観光を兼ねた夜の居酒屋めぐりもせねばなりません。
しかし、この後・・・
冷たい雨が降る中、
過酷な小樽の夜を迎えることになるのです。
つづく。