2021年9月。
実りの秋の季節です。

今年の春先、実家を継ぐことを決意。
実家を継ぐということはイコール「農業を継ぐ」ということでしたので、
春には田植えなども手伝ってきました。
稲も順調に育ち、いよいよ稲刈りをせねばなりません。

三連休の休みをとり、再び実家へと戻ります。
台風が近づいていることもあり、
天候は不安定。

雨が降ったりやんだりのため、稲刈りができるか微妙な状態でした。

実家に着くと、
青空が所々に見えますが、曇が多い空模様です。

田んぼに行くと、
たわわに実った稲穂が秋風に揺らいでいました。
一方で、
こちらの田んぼはすでに稲刈り済み。
どうやら台風が来るので早めに稲刈りを実行したようです。
本当は稲刈りに来たので手伝うつもりだったのですが、
この日父は親戚の稲刈りの手伝いに行かねばならないようで、
仕方なくうちの稲刈りは断念。
その代わり、稲刈り後の田んぼに施した電柵の撤去と
草刈りを父に命じられました。
電柵とは、イノシシなどの害獣が田んぼに入り、
稲を荒らすのを防ぐために小規模の電線(柵線という)を田んぼの周りに
施したものです。
省電力ですが、触るとビリッときます
田んぼの周囲に張りめぐされた支柱を取り外しながら、
柵線を巻いていきます。
支柱から柵線を外し、
大きい糸巻きリールに柵線を巻き付けていきます。
結構広い田んぼなので、巻き取るのも大変。
柵線は上段と下段の二段となっており、
まず上段の柵線から外していきます。
約1時間半後、
全ての電柵を撤去し終わると、
今度は草刈りです。
一度、実家へと戻り、
納屋にある草刈り機を出します。
草刈り機は2台あり、刃の枚数も異なります。
こちらは8枚刃。
草を切る分には良いですが、木などを切るのは難しくなります。
こちらは刃の枚数が多くなっています。
草だけでなく、小さな木くらいでしたら切ることができるメリットがあります。
それぞれの草刈り機に刃を付け替えます。
装着完成。
早速田んぼへと戻ります。
まずはあぜ道からスタートです。
刃の手前に着いているのは石よけです。
草刈り機を使用すると石が結構跳ね返ってきます。
この跳ね返りの石、衝撃が強く、車のガラスを割るくらいの衝撃があります。
(ちなみに私の自家用車、近所の人が草刈りをしていて、跳ね返りの石で
リアガラスが割れたことがあります)
草刈り機を使用する際は、フェイスシールドをする方が良いでしょう。
でも暑いからしないことが多いんですけどね。。。
手前から奥へと進んでいきます。
草刈り後のあぜ道はこんな感じ。
あぜ道の雑草は全て刈り終えました。
続いて、別の田んぼへと移ります。
こちら半円形の形をした田んぼです。
そして、今回は刈るのは、あぜ道ではなく、
斜面側です。
斜面の草刈りをするためには、
田んぼに入って刈る必要があります。
2,3日前に大雨が降ったため、
田んぼは若干ぬかるんでいます。
長靴を履いているので、田んぼに入ることはできますが、
ぬかるんだ泥に足を突っ込むと、長靴の足先に泥が載ってしって
なかなか足を上げることができず、思うように歩を進めることができません。
その上に重い草刈りを左右に振りかざすので、
体勢が崩れて転びそうになることもあります。
それでも十分に注意しながら、
草刈りを続けました。
こちらの田んぼは電柵を残したまま草刈りをしないといけないので、
支柱や柵線を切らないように最新の注意を払いました。
それでも、時々溝のコンクリートに草刈りの刃が当たり、
火花が散ることがありました。
石やコンクリートに当たりすぎると、刃が欠けるんですよね

約1時間かけて半分以上の周囲の草を刈ることができました。
これまで切ったところです。
後もう少しですね。
約2時間近くかけて、
全ての草刈りが終了。
草刈り機のエンジンを切ると、
手がワナワナと震えます。
エンジンの振動が体に響いたのでしょう。
そして、腕や腰の痛みも・・・

腰が痛くなるのは仕方ないにしても、
腕が痛いのは草刈りのやり方が下手くそなせいでしょうね

まだまだ修行が足りません。。。
こうして、この日の秋の田んぼ作業が終わりました。
まだいくつかの田んぼが残っているので、
別日に同じ作業をせねばなりません。
しんどい作業でしたが、
事務仕事に比べて、
気持ちの良い疲労感を感じることができます。
室内でいろいろと考える事務仕事よりも
外で日の光を浴びてやる、
肉体労働のほうが合っているのかもしれません。

他人と話さなくても良いのも、
コミュ障の私にはピッタリです

この後、近くの温泉で汗を流した後、
お待ちかねの夕食です。
この日の夕食は・・・
つづく