島根県西部の実家から帰るおり、
クルマからふと見ると神社がありました。
有名でもなんでもなく、人影も全くありません。
 
でも、こどもの頃、祖母といっしょに来た記憶があったので、
参詣させていただきました。
 
国道や主要農道から外れた道です。
センターラインはなく、このまままっすぐ進むと、
道は更に狭くなるような場所にありました。
 
 
鳥居には「八幡宮」としか書かれていません。
しかし、鳥居、狛犬ともに新しい感じですので、
近年建て替えられたのでしょうか。
 
 
鳥居の下には、先ほど見た新しい狛犬とは異なる、
古い石でできて狛犬が置かれていました。
こちらが元々あった狛犬なのでしょう。
 
本殿へは長い階段を昇っていかねばなりません。
階上に見える本殿は、うっそうとした雰囲気が漂っています。
 
 
 
階段を昇りきると・・・
本殿が見えました。
 
賽銭箱の上には、龍の彫像が掲げられています。
 
アップで見ると、怖そうな、迫力のある龍神のようです。
昔、夏になるとこの神社で神楽が奉納されていたことを思い出しました。
石見神楽をモチーフにした彫像なのかもしれません。
 
昔、お邪魔したこと、お世話になったことを感謝し、
お祈りしました。
 
参詣を終え、神社の横脇を見ると、すぐ隣にある公園が見えました。
しかし、ヒトの影は全く見えません。
過疎化、限界集落のせいだと思います。
この神社にも人の気配がまったくありませんでした。
 
階上から眺めた階段です。
急な階段を下りていきます。
 
階段を下り、元来た場所へと戻りました。
稲の苗が青青としています。
島根県西部を舞台とした映画、「天然コケッコー」のような風景です。

 

過去と現在と未来が混在したような時間の流れ・・・

のんびりと、ゆったりとした時間。

しばし、ぼ~として過ごしました。