5月22日、土曜日。
仕事に追われ、「貧乏ヒマなし、金はなし」の貧乏生活を送っています。
でも、家の中でじっとしていることができない。
松尾芭蕉のように、一カ所でじっとしているのではなく、
旅に出ないと落ち着かない性格なのだと思います。
外の空気に触れたい、、、というような気持ちです。
お金はなくとも(あるいはかけずとも)できる旅=車中泊。
ということで、車中泊への旅へと出かけました。
今回の旅先は、高知県東部。
高知へ行くのは四万十川のある西部地域が多く、
高知県東部へは四国遍路をしているときくらいしか行くことがありませんので、
久しぶりとなります。
また、四国内と高知県内の「道の駅スタンプラリー」に挑戦していることもあり、
まだスタンプを押していない東部地域の道の駅を巡る必要もあったというのが、
目的としてありました。
出発は、5月22日(土)。
自宅を出発したのは、早朝5時。
いつもより遅めの出発です。
しまなみ海道を渡り、来島海峡サービスエリアに着いたのは朝8時くらい。
ここからは一般道を使って高知県内へと入ります。
しかし、その前に・・・
少し寄り道をして、
まずは四国遍路を行います。
愛媛県内まで来ており、今回参拝するのは、第61番札所・香園寺、
第62番札所・宝寿寺、第63番札所・吉祥寺の三寺です。
第61番札所・香園寺に着いたのは9時前。
境内へと入ります。
香園寺は近代的で大きな建物のある寺社として有名。
「お寺らしくない」という悪評も聞きますが、
「たくさんのヒトが参拝できるように」という思いから建てられたもので、
私は立派だなと思っています。
境内を進むと、木々の先にビルのような本堂の建物が見えます。
鐘撞き堂もあり、自由に突くこともできます。
本堂が見えました。
巨大な建物です。
参拝の場所となる本堂と大師堂は、この建物の二階にあります。
建物右の階段から二階へと上がっていきます。
こちらが本堂と大師堂となります。
隣同士並んで鎮座されています。
四国遍路のお詣りのマナーどおり、
お賽銭と納め札を納め、お経を唱えます。
こちらが大師堂。
弘法大師を祀っています。
参拝後は納経所へ行き、納経帳へ御朱印を押していただきます。
その後、次のお寺へと向かいます。
境内の元来た道を帰りますが、この日は気温が高く、暑い日でした。
次に訪れたお寺は宝寿寺です。
四国遍路のお寺で作る「四国八十八カ所霊場会」でもめたことで有名な
お寺です。
一時は別の場所に本堂と大師堂が建てられるなど、
第62番札所が二つある事態もありましたが、
今は問題が解決し、落ち着いたようです。
境内へと入ります。
正面に見えるのが本堂です。
こちらが大師堂。
本堂の前には、線香立てと蝋燭立てが置かれています。
お経を上げる前に、こちらに線香と蝋燭を立てることになります。
納経後、ふと上を見上げると、建物の屋根が変わっていることに気づきました。
なんだか炎を思わせるようなオブジェです。
密教に関係のあるカタチなのでしょうか?
宝寿寺を出たあと、
本日最後の札所、吉祥寺へ向かいました。
こちらも宝寿寺と同様、こぢんまりとしたお寺です。
山門前に何やら変わったオブジェがありました。
近づいて見ると・・・
象のオブジェです。
仏教発祥の地、インドの象でしょうか?
境内へと入ります。
境内にも、不思議なオブジェがありました。
「巡りゆく思い」と書かれています。
こちらの鐘撞き堂も自由に鐘を突いてよい、とのことで、
突かせていただきました。
手水場にも龍のオブジェがあります。
こちらのお寺、至る所にオブジェがありますが、
芸術的なものに関心がおわりなのでしょうかね。
そして、こちらが本堂。
蝋燭とお線香を供し、お賽銭をあげた後、鰐口を鳴らします。
そして読経。
こころが清まります。
脇には、寺院名が書かれた立派な看板が掲げられていました。
次に大師堂です。
本堂と同様の行為をします。
線香台から境内を眺めた風景です。
木々やお寺を囲んでいます。
ふと見ると、「くぐり吉祥天」とかかれた石仏が石段の上に安置されていました。
なんでしょうか?
近づいてみると、この吉祥天の下をくぐると有り難いことが得られるそうです。
もちろん、貪欲で煩悩の塊の私は、くぐらせていただきました。
最近悪いことばかりなので、良いことが起こりますように・・・
とお祈りしながら。。。
またお寺の隅にはご神木らしき木がありました。
こちらのご神木にも手を触れさせていただきました。
「良いことが起こりますように・・・」と祈りながら。。。
まあ、これだけしつこくお祈りしたら逆効果でしょうけどね。
吉祥寺の仏さま、すみませんでした。
こうして今回の四国遍路は終わりました。
この後はいよいよ高知県へと向かいます。
我々を歓迎してくれているのか、天気も良く、晴れ晴れとした気分です。
そして、久しぶりの車中泊。
うまくいくのでしょうかね。。。