5月4日、みどりの日。
この日は、特に何かをすると決めたわけでもなく、
さりとて家の中にもいたくない、という自堕落な一日のはじまりでした。
「今日は何をするかなぁ・・・」と考え、思いついたのは、
島根半島四十二浦巡り。
島根半島には四十二の浦があり、更にその浦にある四十二の神社を参詣する
風習を島根半島四十二浦巡りと言っています。
島根半島四十二浦巡りについてはコチラ
 
ちなみに、ちょうど一年前のコロナ禍のおり、高知旅行ができずに代わりに
選んだのがこの四十二浦巡りでした。
また、5月4日は「神吉日」でもあり、神社参詣の日としても良いことも
理由としてありました。
 
今回参詣するのは、第42番 三保神社です。
三保神社は、美保の松原で有名な島根県松江市美保関にあります。
早速、出発。
美保関は、境水道を挟んだ、鳥取県境港市の対面にあります。
 

 
神社近くの福浦湾です。
湾の奥に小さな鳥居が見えます。
 

 

駐車場らしきものがないので、港近くに駐車しました。

小さな漁港が見えます。

 

海の中を見ると、大きなウミウシがたくさんいました。

 

三保神社へと向かいます。

 

三保神社は、小さな社で、敷地も広くありません。

まさに、近所の住民がお詣りする、というレベルの神社です。

 

鳥居をくぐります。

 

手水は、蛇口をひねって出す系式でした。

 

随神門です。

天井に何か見えるます・・・・

 

写真アップで見てみると、不思議な姿の神さまが祀られていました。

海が近いので、「えびす様」でしょうか?

 

随神門の両脇にも何やら奉られています。

磨りガラスのため、写真ではなかなかキレイには撮れず、

よく分かりませんでした。

 

 

こちらも随神門です。

説明文もなく、こちらも不明です。

 

本殿へと向かいます。

 

こちらは本殿脇にある、スタンプラリー用のスタンプです。

 

本殿後方です。

典型的な大社造りでした。

 
本殿の真後ろから写したものです。
屋根が二つ並んでおり、千木が外削ぎ、内削ぎと異なっています。
男神と女神を祀っているのでしょうか。

 

 

こちらは本殿の右奥に置かれた社です。

摂社・末社でしょう。

 

本殿をぐるっと回った出たところです。

大社造りは、本殿後方が高くなっているので、階段を上り下りします。

 

先ほどの随神門を敷地内から見た写真です。
屋根には、石州瓦でしょうか?
石州瓦は島根県西部で造られる瓦で、風雪に強いことで有名です。
赤い色をしたものが多く、島根県西部の石見地方では赤瓦の家が多く見られます。

 

再度、随神門を表側から撮影。

小さい社ですが、歴史を感じさせる立派なお社です。

 

神社の側には、五月が植えられていました。

もうすでに咲き終わりのようで、ほとんどの花は枯れ落ちていました。

 

再び駐車した港へと戻ります。

 

福浦湾です。

この三保神社では、船神事が毎年行われており、

祭の時には多くの船がこの湾に繰り出されるのでしょう。

 

「三保神社では十一月二十二日に住民の健康長寿を祈る例祭があり、翌日二十三日午前中に「なます祭り」、午後1時頃には漁師が港の漁船を動員して行う大漁と海の安全を祈念するパレ-ド「竜神祭り」があります。(島根半島四十二浦巡り再発見研究会のHPより)」

 

湾内には、船を沖へと運び出すためと思われる線路が海に沈んでいました。

 

ゴールデンウィークでありながら、静かで訪れるヒトもいませんでしたが、

どこか落ちつきを感じる神社でした。

島根半島四十二浦巡りの最後の札所に相応しいのかもしれません。

 

神社を出て松江市方面へと向かうと、境水道をまたぐ大橋が見えてきました。

境水道大橋です。

 

橋の向こう側は鳥取県境港市です。

 

暇なので、境市へと渡ってみました。

蟹の直売所「大漁市場なかうら」です。

大阪などの県外から多くの観光客が訪れていました。

 

こうして島根半島四十二浦巡り 第42番「三保神社」への参詣を終えました。

小さなお社でしたが、誰もおらず、ゆっくりと参拝することができました。

神吉日にちなんだ参拝でしたが、こうした機会がなければ訪れることはなかったかもしれません。

ヒトとヒトとの縁を同じく、こうした神社の参拝にも縁があるのかもしれませんね。

 

高知県好きがおすすめのする高知の特産物です