8月末の土曜日。
相変わらずの暑い一日。
久しぶりの休みなので、島根県雲南市にある出雲蕎麦のお店にやってきました。
今回は、初めて訪問するお店です。島根県県道24号線を松江市訪問に向かい、ちょうど松江市に入る手前にそのお店はあります。


大きな釜の看板が目印です。

お店の前にも大きく、看板が掲げられています。

古民家風ですが、水車が屋根際に飾られているなど、変わった建物です。

暖簾も変わっています。
「幸せは 裏表無し 仄々と 人の心に 染み渡り行く」

店内にもたくさんの民具が飾られています。天井には、大きな提灯、巨大な弓矢が。。。

開店は、11時からなのですが、10時15分くらいに行ったら、特別に中で待たせいただけました。

中でボ〜としていたら、蕎麦饅頭とお芋、キュウリの漬け物が運ばれてきました。
まだ何も注文してないのですが・・・びっくり

厨房は、お二人でされているようです。
女将さんらしき女性と、若い男性でした。

二階にもお部屋があるようです。
建物右側には、階段が見えます。

まだ準備中なので、窓の外を見ながら過ごします。ミンミンゼミが鳴き、エアコンのない部屋ですが、それほど暑くありません。
子ども時代に過ごした夏休みを思い出すような感覚に陥りました。
もしこんな家に住んでいたら、畳に横になって一日中休みを過ごすこと間違いありません。

まだ開店前ですが、料理の注文をしました。
メニュー表を見ると、割子そばと釜揚げそばの二種類のみです。
出雲蕎麦である割子そばを注文しました。

まだ開店前にも関わらず店内で待たせていただいただけでなく、蕎麦も開店よりも早く出してくださいました。
しかも・・・
「本日一番初めのお客様なので、サービスとして一枚多くお出ししました」
とのこと。
通常の割子は、三重の三枚ですが、四枚も付いていました。

なぜか焼いたシシトウも付けてくれました。

こちらが割子そばです。
そば殻を混ぜているために黒っぽい色をした、出雲そば特有の蕎麦です。

外は相変わらずの暑い空。
風鈴の似合いそうな風景です。

食べ終わり、少し一服したのち、店を出ました。
改めて見ると、いろいろと変わったものがありますね。しかし、なぜエビまで飾られているのでしょうか?

改めて、屋根際に飾られている水車を見ると、魚のオブジェまでもが飾られていました。細かい演出ですね。

古民家風で、いろいろな民具を見ることができ、突き出しなどのサービスが多く、蕎麦もうまい、という素晴らしいお店でした。
松江市や雲南市の市街地からはかなり離れており、自家用車でないと行くのが難しいですが、わざわざ行く価値ありのお店です。