四国遍路2日目。
51番札所 石手寺を参詣した後、50番札所 繁多寺へと打ち戻ります。
繁多寺も松山市内にあり、しかも住宅街に囲まれた中にあります。
 
 
 

山門です。

 
山門を入ると右側に大きなため池らしき池が見えます。
その先にはたくさんの住宅街が見えます。
3、4年前にも訪れたはずですが、住宅が増えていました。
住宅の合間に田園もあったのですが、今はほとんど見えません。
月日の移り変わりを感じました。
 
境内です。
住宅街に囲まれている繁多寺ですが、境内はなんと静寂に満ちた雰囲気を醸し出していました。
不思議な空間です。
 
こちらでも鐘楼で鐘を一突き。
静寂な境内に響き渡ります。
見えにくいですが、天井画が描かれています。
 
こちらは本殿です。
薬師如来が祀られていました。
 
「おん ころころ せんだりまとうぎ そわか」
 
ろうそくと線香もきちんと立てました。
 
こちらは大師堂。
この日は、このお寺が最期でしたので、しっかりとお経を唱えさせていただきました。
 
本堂、大師堂での読経を終え、元来た道を戻ると、境内に神社の鳥居があります。
神仏習合の名残かな、と思ったのですが、聖天堂と呼ばれ、四代将軍・徳川家綱が念持仏としていた歓喜天が祀られているそうです。
厄除け、夫婦和合、商売繁盛の御利益があるそうです。
 
 
帰り際にあらためて境内を撮影。
キレイに整えられた境内でした。
 
繁多寺を終えたのは昼前。まだ早いですが、愛媛県内での遍路はこれでお終い。
というより、今回の遍路はこれでお終い。
 
松山を発ち、一路、香川県高松市へと向かいます。
途中、国道沿いで讃岐うどんを食べようと思っていたのですが、
すでに15時近くで麺が売り切れの店が続出。
空腹のまま進んでいくと、1軒のお店が暖簾を出していました。
観光客はおらず、ほとんど地元の方の御用達のお店のようです。
お腹ぺこぺこなので、迷わず入店。
 
私は醤油うどんを注文。
 
連れはかけうどんを注文。
 
有名店ではないのかもしれませんが、そこそこ美味しいうどん屋さんでした。
 
16時過ぎ。高松市のホテルへ到着。
松山を出てから約4時間半。
途中、国道11号線が混んでいたため、かなり時間がかかってしまいました。
ホテルで一服後、今宵の居酒屋「えんぎ屋」さんへと出撃です。