7月19日(日)、四国遍路2日目。
この日は、松山市内にある第51番札所 石手寺から始めました。
石手寺は、ミシュランガイド日本編で一つ星に輝いた名刹です。
 

 

朝9時にホテルを出発。

少し遅れ気味の出発でしたが、それほど多くの人はいらっしゃいませんでした。

写真は山門の前から撮影したものです。参道が奥へと続いているのが分かります。

 
山門に至る前には小川が流れ、橋が架かっています。
また橋のたもとには、立派な弘法大師(空海)像が祀られていました。
 
参道は木造の屋根付です。
年季が入った感じの木造です。江戸時代からずっと続いてきたのでしょうか?
 
参道を少し入った脇に、一軒の食堂がありました。
朝食を取っていなかったことに、入ってみることにしました。
こちらのお店も赴きがありそうです。
 
店内の様子です。
いろいろなアンティークのものが飾られていました。
江戸時代からずっと続いたお店なのかな、と考えてしまいました。
私は煮込みうどんを注文。
お肉が入り、出汁のきいたうどんです。
そういえば、松山は鍋焼きうどんが美味しいことで有名ですよね。
市内にもいくつか名店があり入ったことがありましたが、やはり美味しかったです。
 
連れは親子丼を注文。
固めの玉子が載ったものでしたが、やはりこちらも美味しかったです。
 
お店を出ると狸の彫像とカエルの彫像が入った石鉢がありました。
水面から覗くカエルの姿が滑稽でした。
 
朝食を取り終え、いよいよお詣りに進みます。
先ほどの山門と異なる大きな山門が見えてきました。
 
山門に近づくと、左右に大きな草鞋が飾られていました。
いつも思うのですが、この草鞋にはいったいどういった意味があるのでしょうか?
 
山門をくぐり、境内に入ると、右に三重の塔が見えます。
 
鐘楼があったので、鐘を突かせていただきました。
「仕合わせの鐘」と書かれています。
ふと見ると、鐘の下に小さな石仏が飾られていました。
これおも何か意味があるのでしょうか?今までみたことがなったので不思議な気がします。
 
納経所と弘法大師お茶堂と呼ばれるお堂の前には、大きな常香炉らしきものがあります。
 
常香炉前から弘法大師お茶堂を見たところです。
 
こちらは、階段を上った高台にある本堂から境内を撮影した写真です。
 
こちらは大師堂。
合格祈願のしゃもじがあり、なかなか華やかな雰囲気。
後ろの絵馬も大きいですね。
 
そして大師堂の裏に回ると、弘法大師・空海の石像があります。
裏にこのような石像があることを知らない参拝者も沢山いることでしょう。
しかし、ここには更に未知なるものがあります。
 
石像の正面の山には、なんと洞窟があります。人一人が入れる広さです。
中に入ると、、、
 
真っ暗!
懐中電灯を持ってこないと、暗くて進めません。それでも手探りで、何度かつまずきかけながら進むと、お地蔵さんと仏壁画がありました。
暗いながらもスマホで撮影。
霊気を感じる、なんとも神々しい場所でした。
後から調べると「マントラの洞窟」と呼ばれる洞窟だそうです。
 
洞窟を出て、隣の本殿へ。
お経を唱え、後にしました。
 
階段を下り、改めて本殿を見返します。
階段途中には巨大な金の五鈷杵が飾られていました。
通常は、小さく横に置かれているものばかりなので、びっくり。
 
石手寺には、これまでのお寺では見ることができないものをたくさん見ることができました。
まだまだ見足らないものもありましたので、機会があればゆっくりと参詣したいと思いました。
 
石手寺を出ると、次は50番札所 繁多寺へと戻ります。