八坂寺を参詣し、昼食でおなかも満たされたのち、48番札所 西林寺へと向かいました。
 
こちらは松山市内の町中にあり、境内もそれほど広くなく、こじんまりとしたお寺です。

 

 

山門前の風景です。

この写真、道路から撮影したものですが、お寺より一段高い位置から撮影されていることにお気づきでしょうか?

 

山門前から道路側を見るとよく分かります。

以前、地元の人から聞いた話では、この西林寺は関所寺で、わざと周囲より低い場所に建てられたそうで、その理由は、邪(よこしま)な心を持った者が入ると地獄に落とすためだそうです。

 

 

山門から境内を撮影。

まっすぐに伸びた参道が本殿へと続きます。

 

山門をくぐり、早速、邪な心を持つ私は、心を清めるために鐘楼へ。


「ゴーン」と鐘を一突き。


鐘の音に心が洗われました(笑)。

 

更に心を清めるために、本殿へ行き読経。

般若心経や本尊である十一面観世音菩薩の真言を唱えます。


「おん まか きゃろにか そわか」 

 

そして空海が祀られている大師堂へ。


「南無・大師 遍照金剛」

 

これですべての心が清まりました(と思う)。

 

ところで、このお寺の境内の植栽は、いつ来てもキレイに管理されています。

剪定がされており、盆栽などに興味がない人もすぐに木々の美しさに気づかされます。

 

境内から納経所のある敷地に入ると、さらにそのことが理解できます。

 

住職さんが住んおられるであろう庭には、池があり、鯉が泳いでいました。

また境内の植栽と同じく、木々がキレイに管理されていました。

邪なものを招き入れないためにキレイにされているのかもしれませんね。

 

邪悪な心は悪を呼ぶ、と言われます。

キレイな心を保ち続けないと、余計に邪悪なものを呼び込むのかもしれません。

・・・と、悟ったような気になりました。。。

 

 

西林寺で心を清められ、向かった先は、49番札所 浄土寺。

こちらも同じく松山市内にあるお寺です。

大きな山門がありました。

 

山門内には巨大な金剛力士・仁王像の彫刻があります。

 

仁王像は仏法を守護すると言われています。

こちらも邪な者を入れさせないために怖い顔をしているのでしょうかね。

 

鐘楼から見た境内の風景。

鐘楼を突き、心を清めます。

 

本堂、大師堂をお詣りし、納経所で御朱印をいただいたのち、

納経所の前のベンチで一服。

手前の土壺には金魚が泳いでいました。

しばらく、ぼ~としていました。

 

この日の遍路はこの寺でおしまい。

暑い一日でした。

 

そして、今宵は、松山の居酒屋へと向かいます。

遍路で清まった心は、再び邪な心へと変わるのでしょうか。


つづく。

 

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