こんにちは。
次男が反抗期という面白い時期に入りました、杉山裕生子です。
彼は、第三子ですが、私にとっては初の反抗期です。
多くのお悩みの中にパートナー問題があります。
それと同じくらいに、子育て中の反抗期があがります。
この「反抗期」というものに私が憧れがありました。
職業柄、色々な読み物をしますが、
色々なところで、反抗期の対応の仕方や、なぜ反抗期が起こるのか、書かれています。
また、反抗期があるのが当然のように書かれているものもあります。
が、我が家の上二人は、反抗期なく、過ごしました。
まあ、楽な子育てとでもいうのでしょうか?
皆さんの悩む「反抗期」がないというだけで、「いいわねー。」と言われます。
子育て本には書いていない、本当の理由があるんです。
子どもの反抗期は、安心を確認するためのものなのです。
きっと。
そして今、
反抗期があることが幸せなのではないかと思えているのです。
上ふたりの反抗期、時我が家は当時、ワンオペ、そしてシングル家庭でした。
家庭環境によっても、反抗期の度合いが違ってくると思われます。
上のふたりは、余裕のない私を気遣って、反抗期も無くしてしまったんでしょう。
今の息子の反抗期は、
親に不満が言えて、態度が悪くっても温かいご飯があって、安心できる家があって。
だから、反抗期真っただ中です。
焼きたてのベーグルも、
おかずも全てを食べ尽くしても許されるんだーという、
自信に満ち溢れた、態度。
自分勝手で、やりっぱなしのことも多い高校生は、
まだまだ子どもで可愛いです。
体も私の背を軽く追い抜き、
台所の上の棚に入っているお弁当箱を無言でとってくれたり、
奥の出窓の開け閉めをしてくれたり。
私が、「やれやれ、」と思ってしなくてはいけない行動を、ヒョイとやってくれる。
こちらがお礼を言っても、無言でスーッといなくなってしまう。
コミュニケーションをとりたくないのかと思いきや、
ベタベタと近寄って来て喋ってみたりする。
ホルモンの安定しない時期、気分も行動も自分ではどうしようもないのか。
その未熟さが、可愛く思える。
「中身は何でもいい。」
おにぎりの具のこと。
あまりに反応がないので、梅ともう一つは梅おかかにしてみた。
学校から帰っても、期待した反応はなかったので、とても寂しく思っていた。
「梅・梅はいやだな。同じ味にしないで。」
次の日の朝、台所で話し掛けられた。
なんとも可愛い息子。
今日も私が、梅・梅おかかとチャレンジするのを察したのだから。
人に何かいう時は、
・まずは感謝を伝え、
・その次に提案をし、
・確認して、
・お礼を言うんだよ。
うるさいお母さんは、まだまだ、しゃべり足りない。