ああ、イイコだ、やっぱり。

でもね。

たぶんこのくらいの距離感だから、いいんだよ。





近付けないのは、傷付きたくないからだって、よくわかってますよーだ。

イイコだなと思う。

カワイイな、とも思う。

だけど、我を忘れて飛び込めるほどお姉さんは若くないし、君は私のことを好きじゃないよね?



とりあえず、モンパチ聞くときは君を思い出すことにします。
異動して、逢いたいという意志を持って逢いにいかなければ彼に逢えなくなりました。

きっとこのままこの気持ちを昇華できる、そう思ってました。

でも実際は、彼を嫌いな先輩から、彼の悪口を聞くだけて、グラスが持てなくなるくらい、動揺して震えます。





もう、どうしようもない。
ねえ、気づいてる?

少し距離を置きたいなあ、今ならできるかなあ、周りに目を向けられるかなあ、なんて考えて始めていること。

買ってきたことなんて一度もなかった、旅行のお土産なんぞ渡されて、しかも私だけの妙な特別扱いに、頂いたお菓子片手に、少しだけ、戸惑っています。
その手を握ったら、離したくないと願うくらい大切な人に出会いたいとずっと願ってきた。

今度は、その手を握ったら、お互いが手を離したくないと願える人と出会えるように、祈っている。
彼が好きだった。
彼のためなら何でもしてあげたいくらい、彼が好きだった。
彼のためなら、誰でも傷つけられた気がした。
実際、彼を好きだという気持ちを守るためなら、平気で誰でも傷つけられた。
究極なエゴイズム。
私があそこで優しかったのは、自分の気持ちを守るためだけだった。
しかたないと正当化するつもりは毛頭ない。けれど、それで傷つく誰かを構うことは出来なかったし、きっとこれからもできない。それが真実だ。
だから、たぶん、離れて良かったのだ。
でも、離れても、きっと私は、彼のために必死になりつづけるのだ、これからもずっと。

「ずっと忘れられずに生きてきた。
きっとこれからも忘れられない。
それでもいい。
忘れられないまま、生きていく。」
今日も一緒に仕事でした。

結構暖かかったので、作業途中で、彼がおもむろにジャケット脱いで、セーター姿になったんですよね。


その姿がすごく格好よく見えてしまいました。

蹴りたい背中、ならぬ、抱き着きたい、背中。

普段大好きだけど触れたいなんて思わないから、突然の能動的な衝動にすごく動揺してしまいました。

でも、抱き着いてしまいたかったなあ…できないけど。
振り返ったら2ヶ月も空白が空いてました。

お久しぶりです。

仕事は多忙を極めてますが、私は元気です。

ステさんとも相変わらずです。

かなーり、落ち着きはしましたが。

うーん、なんというか、諦めた、気がします。

この気持ちを、ではなくて…諦めようとすることを諦めたというか…なんだか上手く言えないけど。

たぶん私はこれから先、きっと恋したり、お付き合いしたり、場合によっては結婚したりするんだろうけど、たぶんずっとステさんのことは好きなままだと思うんです。

形がかわったりはするんだろうけど。
でもずっと好きだろうなあと。

そう考えたらなんだか腹をくくったのか落ち着いてしまって(笑)いまは彼を好きな自分をなんだか受け入れてしまっています。まあ、だからって彼とどうなりたいわけでもないんだけど(笑)
ホントはそれほど重大なことではないのかもしれない。

周りから見れば、全然かわらないのかもしれない。

あたしにしか分からない程度かもしれない。けれど、ステさんと波長が合わなくなってる。

彼が変わったのか。

あたしが変わったのか。

一過性なのか…


考えれば、考える程、不安になる。
彼に抱きしめられる自分を想像する。

たぶん幸福なんだろうけど。
なんだかしっくりこない。

あたしの望みは、彼の隣でたわいがない話をして笑いあえること。
一番近い、部下で…妹分でいること。

たぶんそれだけなんだ。


だから、今日みたいに上手く彼との会話が噛み合わないと迷子のこどものように途方にくれてしまう。

ただ、彼の機嫌が悪かっただけかもしれない。

でも、あたしがなにか気に障るようなことをしてしまったのかもしれない。


そんなことを考えると眠れなくなってくる。