言葉のおすそわけシリーズ第4弾!
今回で最終回です(笑)


他にもたくさん助けてもらった言葉があるのですが、

私の心にスゴく響いた言葉達を紹介してきました。

その最後の言葉は、勝俣州和ことカッチャンが言っていた言葉です。


どんな話題でその事を言ったかは覚えていませんが、

テレビでカッチャンがこう言ったんです。


『一生懸命生きてる人は人の心を動かすからなぁ』



私は同じ障害者の人達に少しでも出産・育児に対して不安がとり除けたらな。

という思いと

健常者と障害者の境界線を少しでもとり除けたらな。

という考えもあってブログを立ち上げました。



この国は障害者にとって住みにくい国です。

障害者になって何よりキツかったのは視線です。
『そんなに見るんだったら、いっその事話かけてきてくれた方が楽だよ!』

って思うぐらいジロジロ見られます。


その上、不当な扱いをたくさん受けました。


私は以前の会社を『障害者』というだけで仕事が出来ない。

と思われランクを下げられました。
私は力仕事が出来ない分、それをカバーする為に苦手なパソコンを必死に勉強しました。

みんなが苦手とするシステムエラーに強くなろうと業者に聞いたり、

怒られながら会社にいるシステムの人に聞きまくったり、

パソコン用語が全く分からなかったのでたくさん本も読みました。
この努力のおかげ!?でエラーが起きれば私が呼ばれるようになり、

人に頼られるまで成長しました。
私は自信をもって半人前ではなく一人前だと言える存在だったと思います。


だけど、人事は認めてはくれませんでした。
日頃働きっぷりを見ている上司にランクを下げられるなら分かりますが、

何も見ていない人事に下げられたら、もう何も言えません。


上司はその事について人事とかけあうと言ってくれました。
だけど、『お願いします』とは言えませんでした。
他にもパワハラにあったりと必死に耐えていたものが、

その一見でプツリと切れてしまい、一気に力が抜けてしまったのです。
それに私の事をいつも心配してくれるこの上司を半期に一度、

また悩ませてしまうんだな。と思ったら辛くなってきてしまい、会社を辞めました。


他にもちょっとつまずいたり、靴を履くのがもたついただけでも

『体が悪いでな。』と言われますが、誰だってつまずいたり、もたついたりしますよね!?


親切にしてくれる人もたくさんいました。
だけど、気を使われ過ぎるのが辛いんです。
『この人と会うと気使ってもらってばっかりだからなんか悪いな。』

って思うと自分も疲れてきちゃうんです。


障害者であっても同じ人間である事にはかわりがないので普通に接してほしいんです。

親友二人は私が障害者になっても特別扱いするわけでもなく、

こければ『ドジだなぁ』靴を履くのが遅くても『お先にぃ』って感じで先に行ってくれます。

この何気ない行動が私にとってはスゴく嬉しかった。

障害者だからと言って、親切しようなんて思わなくて良いんです。
これは私だけの考えかもしれませんが、

誰かに助けてもらおうと思って外に出ているわけではありません。

自分で何でも出来ると思ってるから外に出てるんです。

本当に出来なかったら自分から助けをもとめます。

私は左側が見えないので気配を感じる為に音をひろおうと気をはります。

そんな中、優しい気持ちで私の体をささえてくれようと、

よく腕をもたれたのですが、この行動は私からしたらちょっと怖いです。

例えていうなら、友達と夢中で喋っている時に、

背後からグッ!とつかまれる様な感覚です。

他の障害者の方もこういう経験ってあるのではないでしょうか?

誰でもそうだと思いますが、

自分なりのペースがあるので、そっとしておいてほしいのです。

私にとって一番嬉しいのは普通に接してくれる事が一番嬉しい。

障害の事を聞かれたら私はなんだって答えます。

私の出来る出来ない事を判断してもらう事で

普通に接してもらえるならバンバン話まくります。

私も普通の体の時は障害者の人に何を話して良いのか、どう接すれば良いのか分かりませんでした。

今、障害者になって分かった事と言えば

何もかわらない一生懸命生きている一人の人間だという事です。

健常者の人に比べると言われて嫌な言葉は多いかもしれない。
だけど、健常者の人達の中でも生きてきた環境がそれぞれ違うから

傷つきやすい人、傷つきやすくない人っていると思います。

他の人に比べると不自由な部分があります。だけど、1人の人間なんです。
よくよく考えたら、健常者も障害者もそんなに差は無いと思っています。
だから、誰にでもする思いやり(エレベーターの開くボタンを押しておくとか次の人の為に扉をあけておく等)で

すごく助かります。


私のブログを見て、障害者に対して見る目がかわってくれていたら嬉しいです。
もし周りに障害者の人がいて少しでも関わってみようかな。

って思ってくれていたら、なお嬉しいです。

私は多くの人に障害者に対して見る目をかえてほしい。
そして勝手ながら障害者にとって住みやすい国にしたい。
1人でも多くの人の心を動かせるように一生懸命生きたい思います!

まとまりのない長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。