一昨日をもって、僕が授業をする塾の

夏期特別講習が終了した


ここからは二学期として

受験直前期のカリキュラムに

突入していくことになる


夏が終わると、よくいただく相談が

「勉強のスイッチが入らない」


受験生の保護者であれば

夏期講習には…二学期には……

と願うことは自然な話



でも、この「スイッチ」とは何者



私自身がそうだった訳だが

勉強が好きな子であれば

スイッチなんてものは必要ない


つまり、勉強が嫌いな子に必要なのが

この「スイッチ」ということになる



では、スイッチが入った「結果」

いわゆる「着地点」は設定しているだろうか


「そんなの成績向上に決まってる!」

という意見もあるだろうが

「スイッチ」が入った途端に

成績が上がるわけでもあるまい



この分岐に気づかない人は多いが

「スイッチ」が入った結果


① 勉強が好きになる

② 嫌々ながらも勉強に取り組むようになる


のどちらを目標にしていますか??



②の場合は「仕組み作り」が鍵になる


このブログの読者は大人が多かろうが

日常に「やりたいこと」なんてほぼない笑


でも、やらなければいけないとき

大人はどうやって「スイッチ」を

入れているのだろうか


僕の場合なら、音楽を聴く

ことが「スイッチ」になる


あるいは、「○○分からやろう」と

期限を決めて行動を始めることもあろう



実は、「仕組み」なんて言うから

難しく聞こえるだけで


要は「スイッチ」なんて言うのは

契機」と「期限」にほかならない


そこから、有意義な学習を成すかは

さらに別問題となる



では、①の場合はどうだろうか?


これに関してはお察しの通り

単純な解決方法が存在しない


ここに塾業界の存在意義がある



塾にも特性がある


① 勉強が好きな先生が、

楽しさを伝えるために授業を行う塾


②勉強は辛いものだけど

一緒に頑張って乗り越えよう!という塾


どちらが良い悪いではなく

保護者生徒の間で

勉強に関する要件定義をした方が良い