前置きが要らない方は------------------までとばしてください。


BL好きの方は知っている方も多いでしょうか。

凪良ゆうさんの美しい彼


今回の感想は前置きのみでお送りします。というのも、正直下記の簡易評価表は見て欲しくない!



もちろん数字や段階で評価することは選別には重要なのですが、この作品は何も先入観のない状態から読んで欲しいのです。


もし元々この作品を気になっている方がいたら、ぜひ今すぐ読みに行ってください。そういう方には、この前置きさえも読んで欲しくない!全身で美しい彼らを堪能してください……!



いやはや、熱くなってしまいました。

そうは言いましたが、ちょっとあらすじを知って判断したいという方もいらっしゃると思います。(正直この先は作品を読んでから読むことを強くオススメするのですが)


そういう方向けに私の出来るだけネタバレにならないよう考えた感想も添えさせていただきます。


お話は2人の視点を交互に進んでいきます。最初の方は美しくない方の彼から。

まずここで混乱の渦に叩き込まれます。なんてヤツなんだこいつ……と感じた気持ちは、のちのち続刊で凪良ゆうさんが言葉にしてくれます。ですが、とりあえず美しくない彼は変人か狂人か。

物語は彼の視点で一旦終末を迎えます。物語としてちゃんと終わります。なんでこの物語が成立するんだ?

あまりにも彼が変人過ぎて、なんで上手くいったのか不思議で仕方ない。


そこから、最初から時を巻き戻して、美しい彼の方の視点でそっくりそのまま起こったことを追いかけていきます。



この寸分も違わない完全に同じ時系列を違う視点で書いたのが、この作品の素晴らしさなのです!

細切れにせずに、丸々物語が2本仕立てになっているのが、この作品の美しさを際立てる素晴らしいハーモニーの源なのです。



これ以上は言えない……です。いや、あらすじ何処にもないのは分かってるのですが!私もまだまだ構成力が足りませんね。今後も精進します。


みなさんも、歪で虚ろで確からしい、壮絶な美しさを堪能してください😉



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タイトル:美しい彼

作者(敬称略):凪良ゆう

Amazon:美しい彼


ジャンル:現代BL(高校〜大学)

総合評価(10):10

エンディング:ハッピー

読み口:ヘビーめ


細かな評価⤵︎ ︎(×△ー〇◎の順に高い)


性的表現(R18):〇

激しい表現(性・暴力・思想):ー


文章力:◎

面白さ:◎

涙したか:◎

感動・心動かされたか:◎

読了したか:◎


文章量:文庫1冊

体感読了時間:2~3時間



あくまで個人の意見です※