ミカドコバコ -12ページ目

ミカドコバコ

妾が書きたい事を無責任に文字にして残す場所

 時を騙る砂の地図

 照らせども 照らされざる 言葉達

 独り 佇む白き夏の浜辺

 波の音色だけが ただ 静かに寄せては返す

 息吹の様に 鼓動の様に

 ただ 寄せては返す

 拾い上げた貝殻に耳を当ててみる

 深き水底の音色など 聞こえない事なんて

 知っていた 知っているはずだった

 それでも もう一度聞いてみたい言葉があった

 深い深い 光射さぬ遙か深海の底に眠る小さな言葉

 かつて オルゴールに閉じ込め

 首飾りで雁字搦めに封じた 思い出の言葉

 悲しくて 忘れたくて 海に投げ捨てた想いは

 この貝殻に染み込んでいるのだろうか?


 今でも君は 覚えていますか?


 『キ・ミ・ガ・ス・キ・ダ・ヨ・・・・』



注釈1:不可思議な空白には、いつも言葉が内包されています。
注釈2:回帰詩想はpc閲覧推奨ですb