時を騙る砂の地図
照らせども 照らされざる 言葉達
独り 佇む白き夏の浜辺
波の音色だけが ただ 静かに寄せては返す
息吹の様に 鼓動の様に
ただ 寄せては返す
拾い上げた貝殻に耳を当ててみる
深き水底の音色など 聞こえない事なんて
知っていた 知っているはずだった
それでも もう一度聞いてみたい言葉があった
深い深い 光射さぬ遙か深海の底に眠る小さな言葉
かつて オルゴールに閉じ込め
首飾りで雁字搦めに封じた 思い出の言葉
悲しくて 忘れたくて 海に投げ捨てた想いは
この貝殻に染み込んでいるのだろうか?
今でも君は 覚えていますか?
『キ・ミ・ガ・ス・キ・ダ・ヨ・・・・』
注釈1:不可思議な空白には、いつも言葉が内包されています。
注釈2:回帰詩想はpc閲覧推奨ですb