廃用身 (幻冬舎文庫)/久坂部 羊

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廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で回復の見込みがない手足のことです。

この小説は、書き方が少し変わっていて、その物語が、現実にあったように書いてあるので、引き込まれました。

主人公は、医者でこの廃用身はすべてきったほうがよいという考え方で、これがいろいろな波紋を呼んでいくという、結構ショッキングな内容です。

この作者は現役の医者で、この作品がデビュー作となります。


比較するのもあれなのですが、同じ現役の医師の海堂尊さんが書いている、今はシリーズ化されている中の第一弾の「チーム・バチスタの栄光」も読んだことがあるのですが、(このときちょうどテレビで坂口憲二主演の「医龍」をみていてこのドラマもバチスタ手術のことが描かれているので一時期僕の中でバチスタがブームとなっていました。)これよりもダントツにこの久坂部さんのほうが面白いです。


おすすめ度★★★★


この本も私が大好きな本の1つで、この作者の内田樹さんも大好きな人の一人です。

この「下流」というのは、お金がなかったり、生活が貧乏だったりすることではなくて、向上心がなかったり、毎日をビビットに生きていない人たちをさす言葉です。

例えばこの内田さんは大学の教授なのですが、学生にレポートを出したときに内容はともあれ、「無純」とあったり、「精心」であったりこういう漢字を書いてくる学生がいる。

雑誌や新聞などで、見たことはないはずはないのに、興味がなかったり、わからない文字が出できても平気で読み飛ばす、自分の知らないことは存在しないことにしていると作者は書いていますが、このようなことなのです。

僕もこれに陥りがちなので、毎日意識して生活するようにしています。これは、何のためにやっているのかとか、ただ漠然とこなすのではなく、目的意識をもって何事もやるようにしています。

おすすめ度★★★★★