カニバリズム狂騒曲 -2ページ目

遠く高い空を仰ぐ

吐き気と目眩がする





■あと
どれくらい苦しめばいいですか?
あとどれくらい泣いたら
僕を許してくれますか?
吐き気がする。
息が出来ない、圧迫感。
もういっそのこと
殺してくれよ。
いらないんだろ?
いらないんだろ?
いらないんだろ?
ごめんね、僕が悪かったよ。
甘い言葉に身を預けて
酔い痴れて信頼していた
僕が間違っていたんだ。
馬鹿だったんだよ。
学んだはずなのに、
人間誰しも自分が一番可愛いから
平気で裏切りを繰り返すんだ。
だから、
だから、
だれも信じてはいけないんだよ。
恋人?友達?
そんなものいらないじゃないか。
一人で生きると決めたじゃないか。
何も問題はない。
建前?
過去に手に入れた仮面が
あるじゃないか。
大丈夫。
僕はまだ死んじゃいない。
感情なんか持つな。
死にたい奴は死ね。
お得意の偽善で
慰めなんか腐るほど吐いてやるよ。

僕の世界は、
もう壊れてしまった。












空腹を満たすために

君の笑顔を食べる







■愛してる
愛しているよ。
僕は君を愛してる。
だからもう、苦しめないで
くれないか。


■結局
結局さぁ、独りぼっちじゃないか
一人にするなといっておいて
君は僕を一人にするんじゃないか
何がしたいんだよ。


■消えてしまいたい









爪を剥いで懺悔しろ

指を削いで許しを乞え







■忘れていた
酷く簡単なことだった。
信じているから裏切られる
そうだよ。だから
何も信じなかったのに。
だから、拒絶で逃げてきたのに。
否定される前に否定してきたのは
裏切られる前に裏切ったほうが
傷つかないから。
彼が言うように、私は人間ではないのかもしれないね。
まともに生きることすら
出来ないよ。


■食べ物の
吐き方を学んだ。
あれ、食道に指突っ込むの?
薬も効かないし。
意味わかんない。


■しんどい
私はそんなに強くない。
お前の気紛れなんかに
付き合える余裕なんかない。