叔母さんが亡くなった。
優しい叔母だった。自分の母親が一人にならないようにと独身を
貫いた。
小さい頃帰りたがらない私達に、一緒に蓑虫取りをしてくれて気分を
紛らわせてくれた。
父が遊びに来てくれた叔母の為に、飼っていた鶏ですき焼きを
作るが、可哀想で食べられないと食べなかった。
私が結婚してからは疎遠になり、せいぜい病気のお見舞いで
会いに行く位。
今、幼い頃を思い出すと、特徴的な柔らかな高音の叔母の声が
聞こえてくるよう…
そして、一族の姉妹の声もどこか似ていると言われると、自分の声を
大事にして良く育てたいと思った…