先日、大先輩と随分と長い時間お話を聞く機会がありました。


松下幸之助さんとも実際に何度も話をしたことがある先輩です。


沢山の素敵な言葉を頂きましたので、メモ書きでおすそ分けします。

前後の文章がついていないので、意味が分からなかったらすみません。


☆チームで物事をするときには真ん中に線を引き、メリットとデメリットの両方を書き出す。フィフティフィフティなら考え直す。51対49でメリットが多いなら前へ進める。後は、デメリットの対策をとれば、メリットだけが残っていく。(メリットだけを書いてくるのは作文だから進めてはだめ)


☆松下幸之助は相手の言葉を絶対にさえぎらず、よく話を聞いた。だめと言わずに、もうちょっと考えてみたらどうだろうかと考えさせた。また、良いときには、それは研究してみる価値があるねと褒めてくれた。幸之助に褒められるために、一生懸命に考えることをした。


☆松下幸之助が社員と面談するときには、15分の面談と15分の休憩をとって、人の話がまぜこぜにならないように気を使った。


☆日本の近代史を知らないことで、多くのことが誤った見方をしている。もっと、近代史を学んで、日本を知る必要がある。大正時代から戦前が大切。


☆松下電器には、産業報国という言葉があるが、海外の人を動かす時に、国のためという言葉は通じない時が多い。家族のためという言葉に置き換えて伝える。その土地土地で、伝わる言葉でしゃべる必要がある。


☆政党には綱領が大切。民主党にはそれがない。また、自民党には憲法改正と綱領には書いているが、まだ成し遂げていない。


☆国民は戦後に努力なしに権利を手に入れた、権利と義務は表裏一体なものなのに、憲法の中では義務の文字より権利の文字が5倍となっている。


☆人を採るときに、大切なものは愛嬌と運。愛嬌はこびへつらう愛嬌ではない。どことなく可愛い感じがする人物が大切。人間は顔が大切。困ったときや考え事をするときなど、表情にその人間が出る。松下幸之助は面談の時に「自分には運があるか」と良く聞いた。


☆物事をするのに、衆智を集めるのが大切だが、素直な心で、をつけなくてはいけない。

大切なのは「素直な心で、衆智をあつめる」こと。松下幸之助は知識ではなく、智慧という意味で「智」の文字は良くつかった。


沢山の言葉を頂き、先輩の言葉を聞いていると、自分も素直な気持ちになってくる。

素直な気持ちも伝播するものなのだなぁと感じる。


感謝の気持ちでいっぱいになった。