早稲田の先輩に


ベネッセの福武さんがいらっしゃいます。

福武さんは直島に地中美術館を建てています。


彼から


経済と美術・文化とどちらが大切かは

明らかに美術・文化の方が大切だというお話を聞きました。


今の日本の復興の時に、その言葉が心に響きます。


その理由は二つあります。


ひとつは誰もが知っていることですが、

幸せはプライスレスだからです。


幸せはお金では買えなくて、

心でしか満たすことができません。


その心を満たすものは、文化・美術の中に表現されています。


二つ目は、芸術は未来を見通す力があるということです。

福武さんは宇宙と交信する力をもつ芸術家しか相手にしないとおっしゃってました。


私は人間社会を昆虫に例えると普通の人は目でみていると思います。

でも、芸術家は研ぎ澄まされた力で

人間社会の触角の役割をになっていると思います。


なので、普通の人が見えないものを感じとり

表現しようとします。


それは、未来への羅針盤となるはずです。


現代アートは今の私たちの問題を言い当てて、

より良い未来へと導いているのだと思います。


福武さんが話してくれた


文化・芸術は経済より先にあるとの言葉が


経済を失おうとしている日本には大切な言葉だと思います。