妻の行きつけの占師がいる。行きつけというのも変な言い方だが、
付き合いも長くなると、頼りにしているというよりしっくりくる。
黒髪に帽子でやってきて、いつもニコニコしている。
帽子を被らないと、あの世にいってない人の霊の声が聞こえて
きてうるさいらしい。
C「死んでるひともみえるんですか?」
占「見えます。」
C「どんなふうに、」
占「生きている人よりもちょっと透き通った感じで薄いのですぐにわかります。」
C「そうなんですか。今は見えていても、言わないでくださいね。怖いので。」
C「今日は先生に赤い糸についてお聞きしたいんですが。」
占「大西さんが相談所をすると言っていたので、私もその話をしとかなきゃと思っていました。」
C「ありがとうございます。」
占「ところで、妹さんはどうしていらっしゃいますか?」
C「ご報告がおくれましたが、その人とは結婚できないので別れた方がいいという先生の助言のおかげで
、前彼とわかれたあとに結婚できました」
占「それは、良かったです。前付き合っていた人とは赤い糸が繋がっていなかったから
上手くいかないと思っていましたから。」
C「でも、そのあとすぐに出会えると先生がおっしゃっていましたが、本当にすぐでした。
あれから、半年もたたずに結婚が決まりました。びっくりです。」
占「縁とはそういうものです。」
長くなりそうなので、本題の赤い糸については明日につづく。
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