藤枝市のピアノ教室
藤枝市の大人のピアノ教室
吉川ピアノ・ソルフェージュ教室です。
ピアノの先生は、生徒さんを実際に指導している夕方3時か4時頃〜夜8時頃まで として、、、、
短時間だし、楽でいいなぁと思われがちですが・・・・
ピアノの先生は、実際は生徒さん達の目に見えない長時間、仕事をしています
今日は読んで下さっているピアノの先生向けのお話になるかもしれません。
知り合いのピアノの先生や、当教室に通って下さる指導者先生からも、
「ピアノの先生って特に自宅で開いているので、暇そうに見えるらしくて・・・」という話をよく聞きます。
見える・・・だけでなく、先生方ご自身もプライベートとの線引きが難しくて悩まれていらっしゃいます。
確かに、家で仕事ができることは大変素晴らしいですが、悩みでもある・・・
ですから《いえいえ、皆さんしっかり働いていらっしゃいますよ》、というお話です。
例えば、自宅教室ではなく教室を外に借りて経営していたとしましょう。
(従業員は自分だけと思うとプライベートの線引きが難しくなるので、従業員を雇っていると思うと分かりやすいです。なぜなら経営しているという視点から!)
まず会社または事務所へ着くと、掃除をします。
そもそも「掃除」も、時給が発生する仕事というのが自宅ピアノレッスンの先生は忘れがちです。
つい、家の一部だから。。みたいに思ってしまうのです。
メールチェックをし、生徒さんからの連絡事項(欠席のお知らせや振替などの話)や新入会の問い合わせメールに対応します。
月謝袋やシールノート、シール、そろそろ切れる事を考えて準備し、必要な場合は名前書きをしたり
在籍生徒さん一人一人の教材研究や教材の購入手続き(車や電車で買いに出かけることも含みます)、
普段の次レッスンの為に準備を生徒さんの人数分確認して用意しますが、
これが発表会前やコンクール前だと ものすごい時間を費やします。
経理/
月謝袋をお渡しする時期に用意して人数分確認。月謝袋が全員に行き渡っているかどうか。
未納者がいないかチェック、未納者がいたら催促など対応する必要もあります。
最近は自営で引き落としにされている先生も増えているようです。
規約の見直しや、お知らせなどをPCで作成をします。
また、生徒さんに一斉メールに必要がある事項は、メール文章を作成して送信します。またその返事が返って来た返信に、個別に対応します。
30〜40名送れば30〜40通の返信が来るので、また「ありがとうございます。」の返事を・・・
(一斉メールで”お知らせ”だけの時は、「このメールに返信の必要はありません」と書くようにしています)
欠席のメールや、振替希望のメールなどが朝から送られてきます。
スケジュール手帳を凝視して パズルを組むかのように候補日を提示をし、お返事頂いたら無料補講(振替)としてスケジュール帳に書き込み。
この手帳に書く事を後回しにすると大変な事に
発表会準備やミニコンサートなどがあると、私の場合は単独の発表会ですから、全て自分一人の為 しなくてはならない事満載です。
一人一人の曲決めのため、部屋中楽譜を広げてウンウン悩んでいます。
会場取り、会場との打ち合わせ、当日のご父兄によるお手伝いの振り分け、発表会のお知らせ製作、楽器店への連絡、写真店への連絡、プログラム制作(これが一番大変!)
午前または午後の早い時間に「大人の生徒」が入ります。
指導者さんのレベルともなるとお一人2時間のレッスン。
昼食を取ります(自宅の場合は、洗濯や家事も、サササッと)
また、
自分の勉強(ピアノ練習)も仕事です。ピアノはもはや趣味ではなく職業として指導していますし、演奏しているコンサートでは皆様にお金を払って頂いて聴きにきて下さっているので、練習は欠かせません。
またその勉強(ピアノの練習)が生徒に還元されていき、指導の引き出しになります
指導法の勉強会に出席したり、自分のレッスンに東京まで出かけるという事もあります。(東京にレッスンに行く日は、仕事が休みの日に行きます)
コーチングで某有名な女性が、
「ジムに行っている画像を載せたら、ジムに行っている時間があっていいですね(おそらく優雅ですね〜的な意味あいですね)」と言われたのだそうです。
それに対し、
「ジムに行くのも仕事です。全国にセミナーに出向き、健康な身体でいることは仕事なのです」
と書かれていました その通りだと思います。
着替えや化粧
を整えて、いよいよ 夕方の固定の子供達の授業(レッスン)が始まります。
↓
最後の生徒が20:30終了
その後に、自分のピアノ練習を、夜のご近所から苦情が来ないギリギリの時間まで
片付け、簡単な掃除
集めた月謝の計算
生徒さんとの メールなどによる連絡を一気に!!
その後にPCに向かい、ブログの更新や動画や写真の編集、HPの手直しなど。
ブログを書いている方はみなさまご存知だと思いますが、ブログを書くだけでも本当に時間がかかりますね
でも大切な仕事です。
昼夜問わず、コンサート活動をしているメンバーからの連絡も結構な頻度で来ます。次回のコンサートの打ち合わせです。
ここで今日の業務終了
事務所を出るのが(あくまでも仮定です)22:30頃。
とすると・・・・・どうでしょう?
勤務時間はこの事務所兼教室に到着してから帰宅するまでです。
実際に生徒に接する時間は固定の生徒が4〜5時間、大人の生徒さんを2時間ですが、
到着してから終了まで勤務はゆうに8時間を超え、10〜12時間という時もあります。
私の場合、今は子供が手を離れたからこそできるのですが、
子供が高校までは 部活の朝練が朝6時からだったので、
私は4時代に起きてお弁当作りと朝ごはん作り。
夕飯の買い物や作るのは猛ダッシュでした。
車のディーラーの方が「車の販売の為に接客中の時間だけが仕事ではないように」、ピアノの先生も同じで生徒さんに直接指導している時間以外も勤務中なのです。
でも、それは私が子供の時には やはり分からなかったなぁ・・・・
音楽家は夜型人間が確かに多いですね。
facebookなどでもピアニストさんや先生方が真夜中に記事をアップされていて、つい ”仲間がいた〜”と嬉しくなってしまいますが
長年レッスン時間にパワーが全開になるように持っていくと、どうしても 一般とはずれてきてしまうのです。
さすがに体力の限界も感じますので、私もどんどん夜型人間になっていくのをくい止め、治したいと思っています
追伸
ニュースステーションと11時代のニュースを見ながら夕飯。。。
こんな遅い時間に 太るっしょ
今度は自分の時間改革しなくちゃ