藤枝市のピアノ教室
藤枝市の大人のピアノ教室
吉川ピアノ・ソルフェージュ教室です
コンクールに出てみない?とお誘いする実力のある生徒さん。
でも、ご家庭にはピアノではなく電子ピアノ、という場合があります。
住宅事情や時代の流れもあり、教室にはピアノだけでなく電子ピアノやキーボードの生徒さんもいらっしゃいます。
その上で事情が許すようであれば、ピアノをお勧めしています
それでも、ピアノは購入できないという場合もありますので、普段から気を付けて練習する方法や、特にコンクールに出場する場合は 対処方法を考えています。
同じ鍵盤楽器ですが、電子ピアノやキーボードは構造が異なり、 ピアノとは異なる楽器です。
1つの例ですが・・・・硬式テニスをする時、習う時、
ラケットの形は軟式テニス(ソフトテニス)のラケットや、バドミントンのラケットの形は硬式のラケットに似ていて、ボールが当たれば出来ない事はないですし、楽しむことは出来きるかもしれません。
でも違いますよね。
電子ピアノが多い時代ですので、対処法を考えていく必要があります。
また、ステージの大きなピアノの鍵盤は重い、力強く弾かなければいけないと思う方が多いかもしれませんが・・・それは誤りです。
ステージ経験が多い先生やピアニストはご承知の通り、
いいピアノほど色彩豊かに微妙なコントロールが出来るようになっているので、軽く弾いても音は響きますし、<ある意味>、軽いのですよ
そして、ホール自体の響きもいい場合が多いのです
コンサートホールでの演奏経験が少ないとこればかりは習得できないので、指導者になっても できる範囲で勉強を続け演奏経験を積む事が大切かと思います。
音は、身体の余分な力が抜けた打鍵によって遠くへ伸びて飛んでいくのですが、(鍵盤からハンマーへ、そして弦へと伝達されていく)
電気系鍵盤の上からの指の圧力による打鍵となってしまうと、結局 指や身体に力がこもってしまい、響きとなって飛んでいきません。音色の変化もつけられません。
軽すぎるキーボードでは 指の骨格がしっかりしない事は多くの方がご存じだと思いますが、
反対に鍵盤が重いもの、響かないもので普段練習していると 平坦で音色の変化のない、重い弾き方、または うるさい演奏が身についてしまいがちです。
<ポイントその1>
電気を入れて家で弾く時の音量は、生ピアノと同じくらいの音量で練習しましょう。
がんがん力まかせに弾く生徒さんは、親御さんが「音をもっと小さくして」とご近所に気兼ねして、音量を小さく設定してある場合が多いのです。
夜の練習は小さくする必要もあるかと思いますが、なるべく早い時間帯に 音を出して練習されると良いかと思います。
<ポイントその2>
電子ピアノの生徒さんは今の時代多いですから、
教室ではいいピアノで音の出し方をイメージ定着させてあげたいものですね
生徒さんにはそのイメージを家に持ち帰ってもらい、想像力たくましく練習するように 指導しています
<ポイントその3>
ピアノ指導者である生徒さんのお宅のグランドピアノに関しても、重すぎる場合や鳴らない場合は、調律師に伝えるのは勿論ですが、
グランド購入時の付属の厚手のフルカバーははずして弾く事、
(湿気を閉じ込めてしまいますし、ピアノが呼吸できない状態と言われています)
蓋を開けて 豊かな響きで弾く事。
譜面立てがあるのとないのとでは、
または、手前に引いた状態と、一番後ろにセットした場合とでは響きが全然違います。
目が悪くて楽譜が見えにくい場合を除いては、なるべく響きの通り道を 譜面立てで遮らないように後ろにセットする事、
また、暗譜の場合は譜面立てをはずして響きを良く聴きながら弾く事。
を提案しています。
電子ピアノやキーボードについては、よくピアノの先生仲間でも出る話題です。先生方、それぞれ工夫されているようです。
電子ピアノの生徒が、コンクールに出る場合・・・・
また、学校の合唱の伴奏に選ばれた・・・・
発表会でもホールで弾くと、やはり音が鳴らない・・・・などなど。
<ポイントその4>
レンタルルームを活用
コンクール主体としている教室によっては、生徒さんもグランドピアノ必須という教室もあるようですし、
ピアノの専門家であればグランドピアノで練習が必要です。住宅事情でアップライトピアノしか置けない場合は、(私も学生時代そうでした) グランドピアノのレンタルルームを利用するなど、皆さん本当に工夫されていらっしゃいます
我が教室の大人の生徒さんは、自主的に楽器店でレンタルピアノをしている方が多いですが、お子さんの場合はなかなか難しいです。
今日、コンクール出場予定のお母様が出来るだけピアノで練習できるようにと、レンタルできる会場を調べている話をしてくださいました。
お母様、素晴らしい
教室としても出来るだけ協力できるようにしたいと考えています。