NO.44 お客さまはそれぞれストーリーをもっている | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ

ある日、ベテランの男性販売員から相談を受けました。


「高級な家具ばかり
1500万円相当をお買い上げ
いただいた
お客さまがいるんだが、

購入してもらった家具が多すぎて部屋にうまく

配置できない。おさまるように配置を考えてほしい」

 

とのことでした。

せっかく納品した家具が返品になることを何とか避けたいと

いう思いがベテラン販売員の表情からは伝わってきました。

 

こちらのお客さまは、会社を経営する50代のご主人と、

奥さまは30歳前後。

親子ほどの年の離れたお二人ですが新婚さん。

結婚に際して奥さまの気にいった家具をすべて
購入したそうです。

 




部屋は60㎡ほどの2LDKをワンルームに改装済。

都内有数の高級住宅地に立つマンションです。

たいへんお金持ちですから、広い新築のマンションが
買えないわけではないのですが、

その場所にこだわりがあったのです。

 
お宅にお邪魔してびっくりしました。

大きくて立派な家具が、ワンルームにぎっしりと
詰め込まれていました。

まるで家具の倉庫のようです。

 

洋服タンス、和ダンス、洋ダンス、半円形カウンターテーブル、

カウンターチェア、クィーンサイズのベッド、ナイトテーブル、

ドレッサー、スツール、デスク、デスクチェア、

3人掛けのイタリア製のソファ、センターテーブル、

ダイニングボード、特大テレビボード、三連の衝立、

衝立、花台、スタンド・・・・

 

部屋の広さに比べて家具の数が多すぎるのは明らかです。

しかも、すべて大型のもの。

 

ソファ以外はどれも、ホワイトシカモアという希少な材料を

使って、一品一品手づくりされたものばかりですが、

これでは不便で生活ができませんし、高級家具も台無しです。

 

「どうしよう・・・・」

 

正直、ため息が出そうになりました。

 

しかし、すべてお客さまが気にいって購入したもの。

1点1点に、奥さまへの愛情が込められています。

入りきらないから返品、というわけにはいきません。

 

ご夫妻から

「何とかよい配置を考えてほしい」

と頭を下げられました。

 

内心は面食らいながらも笑顔で

「はい、おまかせください」

と答えました。


お客さまはほっとされて、お二人が結婚され
るまでの
なれそめを聞かせてくださいました。
それは感動のストーリーでした。

 

・・・ご夫妻には許可をいただいて書いています。

その感動のストーリーはまた明日。

 ※文中の画像はイメージです

ブログ人気ランキング、お陰様で1位です。
今日もポチッと応援よろしくお願いします

↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村

にほんブログ村