「ここでは買わない」と言っていたお客さまの気持ちを
どうして変えることができたのか、自分なり分析してみると
次の3点が思い当たります。
1-必死だったこと
2-諦めなかったこと
3-信条を持っていたこと
1つ目の「必死だったこと」については、
昨日(30話)書きました。
二つ目の「諦めなかったこと」について。
すでにアメリカのデザイン会社に決まっていると聞いても、
「無理だろう」
「そんなすごいところが相手ではダメだろう」
という諦めの気持ちを持たなかったことも
大きな要因でした。
お客さまが足を運んでくださっているかぎり、
精一杯に対応しようと考えていました。
三つ目は、私が信条をもっていたことです。
私の仕事の信条は、
「自分の提案によって、ご家族がよりいっそう仲良く、
幸せになっていただく。
お客さまの幸せのお手伝いをすることが私の仕事」
というものです。
よい提案をするためには、
お客さまの暮らしや生活観を理解しなければなりません。
今回のお客さまのケースでも、ご家族一人ひとりの
暮らしについてたくさんのお話をうかがいました。
実は、2回目に来店されたときに、
高校生のご子息もご一緒でした。
ご子息は歩きながらゲームをし続け、ご両親と
あまり会話をしていませんでした。
高校生ですから、ちょうど反抗期だったのでしょう、
笑顔も1度も見せませんでした。
新居では、そんなご子息が
自分の部屋にこもってしまうのではなく、
例え、ゲームをするにしても
ご両親のいるリビングに来て過ごしたいと思える、
そんなインテリア提案をしようと考えました。
家具、家具の配置、色彩などの計画で、
それも可能なのです。
インテリアというのは、
ご家族の関係性すら変えてしまえるものなのです。
そんなことについても
ご夫妻にさりげなくお話していきました。
このようなコミュニケーションから、
お客さまは徐々に私にまかせようという気持ちに
傾いていったのではないかと思います。
今、こうして振り返って思うことは、
スキルを勉強し身につけること以前に
「情熱をもってことにあたること」
が、よい結果につながるということ。
相手を思い、情熱をもって接すれば、
人のこころは動くと確信しています。
・・・また読んでくださいね
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