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○冷えた胃腸を温める食材

 

 

胃は熱をもちやすい臓器ですが、冷えやすい臓器でもあります。

とくに「胃寒タイプ」の人は、

普段から意識して胃を温める食材選びを心がけたいものです。
 

よく知られたところでは唐辛子やわさび、山椒などの香辛料があります。

また、胃が冷えやすい人は風邪をひきやすいので、

予防の観点からは、にらやしそ、しょうがなどもおすすめです。

逆に避けたいのは、胃寒の原因となる苦味成分豊富な食材。

たけのこやゴーヤなどは控えたほうが無難です。
薬膳では胃や腸(消化器系)の冷えを取り除く作用を「温中散寒」と呼びます。

「温中」は消化器系を温めることをさし、

「散寒」は臓器を冷やす物質をちらすという意味です。

どちらも胃や腸を温めるという効用は同じですが、

臓器への働きかけ、アプローチの仕方に違いがあります。

●消化器系の冷えを取り除く食材

・しょうが
ショウガオール、ジンゲロールというしょうが特有の辛み成分が

血行を促進し体を温めます。

とくに加熱・乾燥させるとショウガオールの量が増え、より効果的に。

 

・にんにく
アリシンが新陳代謝を促進し体温を上昇させます。

さらに加熱するとアリシンがスコルジニンに変化し、

末梢血管を拡張して血行を改善する効果が期待できます。

 

・ねぎ
血行を促し、疲労回復改善にもつながるアリシンは、主に白い部分に含まれています。

アリシンは、揮発性があるので、食べる直前に切るのがおすすめ。

 

・にら
アリシンには血行を促進し、体を温める効果が。

熱に弱いので生で食べるのが最適ですが、辛みが強いのが難点。

加熱しすぎないようサッと火を通すのが◎

 

・らっきょう
薬膳でも体を温める食材として使われるらっきょうは、血行促進に効果的。

酢漬けにして食べることで、酢の効果もプラスされ、血流を促す効果がさらに高まります。

 

・香辛料【唐辛子・わさび・山椒など】
料理などに加えることで、お腹を温めてくれます。

逆にとり過ぎると胃腸を刺激するため、ほんの少しプラスするのがおすすめです。

・ハーブ系【ローリエ・シナモンなど】
ローリエの成分オイゲノールには血行促進効果があります。

シナモンの成分シンナムアルデヒドは毛細血管を修復・強化し、血行を改善します。

・お酒【赤ワイン・日本酒など】
赤ワインや日本酒は、血管を拡張させ一時的に血流を促進させる効果が期待できます。

ただし飲みすぎると逆に体を冷やします。