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◆『痛風』を引き起こすNG食習慣◆

 

 

通風は、体内の「尿酸」という物質が関係しています。

尿酸は、体内でプリン体という成分が分解されるときにできるもので、

通常は尿と一緒に体外に排出されます。

しかし食生活の乱れや体質などで尿酸が増えすぎると、

血液中に溶けきれず結晶化してしまいます。

これが関節にたまると、激しい炎症と痛みを引き起こすのです。
尿酸値が高くなる原因はさまざま。

例えば、肉や魚の内臓、アルコール(特にビールや日本酒)の摂りすぎが挙げられます。

また、肥満や運動不足、ストレスも尿酸値上昇に関係しています。

更に、遺伝的な体質や腎臓の機能低下によっても尿酸の排出が妨げられ、

通風発症のリスクが高まります。

■食べ物だけじゃなく「食べたあと」の習慣も大切

通風になりやすい食べ物はプリン体を多く含む食品ということは広く知られています。

特にレバーや白子などの内臓系、ビールなどはその代表。

一方で食べ方や食べたあとの行動によっても通風を引き起こす場合があります。
重要なのは規則正しい食事をおこなうこと。

これは、肥満解消や健康維持のために、

栄養バランスの良い食事をきちんととることを指します。

たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルを適切に摂ることで、

体づくりや薬の効果も高まり、不規則な食事による肥満やストレスを防げます。

難しく考えず、この基本を日常生活に取り入れることが大切です。
例えば、寝る直前にインスタントラーメンや唐揚げなどを食べて

すぐに寝転んでしまうなどはNGです。
また、水分不足も見逃せません。
尿酸は尿として体外に排出されますが、

水分が不足すると尿酸が体内に溜まりやすくなります。

痛風患者に「水をたくさん飲みなさい」と指導されるのはこのためです。

さらに、アルコールの摂取は直接的なプリン体の摂取増加だけでなく、

尿酸排泄を妨げるため控えるべき。

特にビールだけでなく焼酎やワインも度数に関わらず注意が必要です。

■「ちょっとした食習慣の改善」が痛風予防の近道
痛風は食生活の見直しが非常に効果的な予防策ですが、

医師が「なるべく避けて」と言うものはお酒やレバーだけではありません。

普段の何気ない食習慣が尿酸値を上げている可能性があるのです。

急に全部をやめるのは難しいかもしれませんが、

少し意識して食事や飲み物を選んだり、食べる時間を調整するなどで

痛風発症のリスクを大きく減らすことができるでしょう。