○暑熱順化で熱中症に負けない体づくり○
本格的な夏を迎える前に今から準備しておくことがとても大切。
■体を‘暑熱順化’させよう
本格的な夏を前に今から行っていただきたいのが、
熱中症にかかりにくくする「暑熱順化」
すなわち「汗を作る汗腺の働きを高めてほしい」ということです。
暑熱順化すると、汗が出やすくなるだけでなく、
塩分の少ないサラサラの汗がかけるようになります。
暑熱順化するのに必要な期間には、
個人差がありますが、数日から2週間とされています。
逆に、暑熱順化できる状態になっていても、
数日から2週間汗をかかないと、元の体に戻ってしまいます。
●暑熱順化の仕方
1. 運動で汗をかく習慣をつける
ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど
「やや暑い環境」で「少しきついと感じる程度」の運動を1日30分程度。
若い人はジョギング、ご年配の方は、早歩きでもかまいません。
とにかく汗をかけばいいのです。
2. 運動が苦手な人は入浴でも効果あり
41℃以下のお湯に10分ほど浸かると睡眠の質も高まるというダブル効果も。
サウナが好きな人は、サウナも良いです。
3. 汗をかいた後にタンパク質を摂取
暑熱順化に加えて、血液量を増やすことで、更に熱中症にかかりにくくなります。
まず暑熱順化で、1週間に4日以上、汗を15分~30分かきます。
直後に、お肉、大豆製品などのたんぱく質を多く含む食品を摂取することで、
体の血液の量が、20代で1週間、
30、40代で2、3週間、
50代以上で4週間程度続ければ、
体の血液の量が200cc~400cc増加するという報告もあります。
たんぱく質が消化吸収され血液の中に入ると
水分やミネラルなども血液の中に入ってくる、移動してくることが知られています。
血液量が増えれば、多少の脱水にも負けない、
熱中症に負けない体を作ることができます。
暑熱順化しにくい体質の人には特徴があります。
・40歳以上の人(発汗機能が劣りがち)
・冷え症やストレスを感じやすい人(血液循環が悪い
・運動が苦手な人
・太り気味の人(皮脂が多いと汗をかきにくい場合も
逆に、汗がサラサラしている人や、
軽く運動したり、「少し暑い」というときでも汗をかくという人は、
暑熱順化ができているということになります。
ただ「暑熱順化できていれば熱中症にならない」というわけではありません。
対策は↓
・喉が渇く前から水分補給
・汗をたくさんかいたら塩分も補う
・脱水になりかけていたり、めまい、立ちくらみ、こむら返りなどの症状が出始めたら、
経口補水液を飲む
などの対策が大事です。
もし熱中症になってしまったら、体の部位で冷やす場所は、
太い血管がある、首、脇の下、太ももの付け根。
最近では、血管がたくさんある「手のひら」を冷やすことも推奨されています。
さらに、朝食を取っていないとき、睡眠不足のとき、
夜間にエアコンの使用を控えている人は
、熱中症のリスクが高いことが知られています。
暑熱順化で体を作りつつも、細心の注意を払ってください。
これから暑い夏に備えて、熱中症に負けない体を作っていってください。
