◆体臭を強める原因◆
夏バテを防ぐために「焼肉やカレーを食べてスタミナをつけたい」と思う一方で、
「汗をたくさんかく時期だし、食べ物で体臭が強くなってしまうのでは?」
と不安に感じることも。
特に、夏に気になる脂っぽいニオイ、いわゆる「脂臭」は、
食生活と深い関わりがあるといわれています。
■夏の気になる「脂臭」と食生活との関係性
汗は『汗臭い』と思われがちですが、実は汗そのものはほとんど無臭です。
夏に気になる汗のニオイには、酸っぱいニオイや脂っぽいニオイなどいくつかのタイプがあり、
それぞれ原因が異なります。
中でも、脂っぽいニオイである『脂臭』は、汗と皮脂が混ざり合ったときに、
皮脂が酸化したり皮膚の常在菌によって分解されたりすることで生じるニオイです。
この皮脂の状態には、毎日の食生活も関わっていると考えられています。
もちろん、体臭には体質や生活習慣などさまざまな要因が影響するため、
食事だけで決まるわけではありません。
ただ、脂質の多い食事が続くと皮脂の分泌が増えやすくなり、反対に野菜や果物が不足すると、
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分が不足し、
皮脂が酸化しやすい環境につながることがあります。
夏は『スタミナをつけよう』と焼肉やカレーを食べる機会が増えるかもしれません。
ニオイを心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、
これらの料理自体が直接脂臭を強くするわけではありません。
ポイントは、脂質の摂り方や食事全体のバランスです。
例えば、脂身の多い肉や揚げ物など脂質の多い食事が続くと、
皮脂の分泌が増えやすくなります。
また、高温で焼いたり揚げたりした肉類は、調理の過程で脂質が酸化しやすく、
体内の酸化ストレスを高める一因になると考えられています。
その結果、皮脂も酸化しやすい環境につながる可能性があります。
一方、カレーは香りが強いため、食べると体臭が強くなると思われがちですが、
スパイスそのものが脂臭の原因になるわけではありません。
食後に口臭へ影響することはありますが、これは歯磨きなどの口腔ケアで改善できます。
むしろ注意したいのは、脂質の多いルウや脂身の多い肉、揚げ物のトッピングなどで
脂質の摂取量が増え、皮脂の分泌が促されやすくなることです。
焼肉なら野菜やきのこを一緒に食べる、カレーなら野菜をたっぷり加えたり、
鶏むね肉や大豆製品を選んだりするなど、
少し工夫するだけで栄養バランスを大きく変えることができます。
■夏バテ予防とニオイ対策を両立
酷暑が続いているため、夏バテを防ぐには、しっかり食べて体力を維持することも大切。
野菜や果物に含まれるビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化成分は、
皮脂の酸化を抑えるサポートも期待できますので
少しずつでも、毎食取り入れるようにしてください。
一方で、脂臭対策は食事だけで決まるものではありません。
汗をかいたらこまめに拭き取ることや、
夜は皮脂をしっかり洗い流せるボディーソープで体を清潔に保つことも大切です。
食事ばかりを気にしすぎるのではなく、
食事と日々のスキンケアの両方を意識することが気になるニオイ対策につながります。
しっかり食べて, しっかりケアして、この夏を元気に乗り越えましょう。
