◇すいかのメリット&デメリット◇
すいかに含まれる栄養素には、健康によい作用を持つものが多い反面、
とり方を間違えてしまうと体調をくずす危険性もあるのだとか。
■すいかを食べる「メリット」(疲労回復やアンチエイジングに)
すいかはアフリカが原産とされるウリ科の植物で、
たっぷりの果汁とすっきりとした甘さが特徴の果物です。
大きさによって大玉や小玉、果肉の色が赤色や黄色の品種などがあります。
そんなすいかには、おもに次のような栄養素が多く含まれています。
・β(ベータ)−カロテン
・ビタミンC
・ビタミンB6
・カリウム
これらには、老化や日焼けを防ぐ、ストレスや風邪などの抵抗力を高める、
正常な免疫機能を保つ、血圧を下げる、などといった働きが期待できます。
そのほかに、すいかにはリコピン(リコペン)、シトルリンなども含まれています。
リコピンはトマトの赤い色のもとと同じ成分であり、
果肉が赤色のすいかにのみ含まれています。
強い抗酸化作用によって老化防止に役立つほか、
高血圧や脂質異常症の改善などに期待ができます。
また、シトルリンはウリ科植物に多く含まれるアミノ酸の一種で、
血管を拡げて血行を良くしたり、血管を強くしなやかにして動脈硬化を防いだり、
運動時の疲労回復、美肌づくりなどにも役立つといわれています。
このように、すいかを上手にとり入れることで健康増進だけでなく
美容にもよい影響が期待できるでしょう。
※植物や園芸の分野においては、野菜として分類されます。
市場や栄養の分野においては、果物として扱われています。
■すいかを食べすぎる「デメリット」(冷えや高血糖も)
多くのメリットが得られるすいかですが、過剰に摂取したり
体質によっては思わぬデメリットが生じることもあります。
●体が冷えやすくなる
すいかは9割近くが水分で占められています。
含まれている水分の多さとカリウムによって、食べすぎると利尿作用が促進されて
体熱が放出されやすくなり、体を冷やしてしまうことが考えられます。
暑さを和らげるために適度に食べるのであればほてりを鎮めるのに役立ちますが、
クーラーが効いた場所で食べたり、冷たいものといっしょに食べたりする場合は
作用が強まりやすくなる可能性があるため注意しましょう。
体が冷えると自律神経の働きが乱れたり、
内臓機能や睡眠の質が低下しやすくなります。
冷房に当たると体調をくずしやすい方や、夏でも手足やお腹が冷えている方は
とくに食べすぎないようにすることをおすすめします。
●下痢などの不快な症状を招く
水分をとりすぎたり冷えたものを食べすぎると、体が冷えるだけでなく
体内での水分の吸収機能がうまくいかなかったり、
胃腸機能が低下したりして下痢や腹痛などが起きやすくなります。
また、すいかと一緒に焼肉や揚げ物などの油を多く含む料理を多く食べてしまうと、
胃腸へさらに負担を与えてしまいデメリットが起こりやすくなることに。
すいかを食べる前後は、油っぽい料理の食べすぎにも注意しましょう。
暴飲暴食、喫煙を繰り返していたりストレスが多い方も、
すでに胃が弱っている可能性があるため、食べすぎには注意。
●血糖値が上昇しやすくなる
すいかの糖質量は、Mサイズ1/8玉で34.5g含まれています。
これは、白米のごはん100gとほぼ同じ数値です。
糖質のとりすぎは食後の血糖値を急激に上昇させて
脂肪を蓄積しやすくなったり、長期にわたると糖尿病の原因に。
とくに、水に溶けている糖質はより体に吸収されやすいとされているため、
果汁がたっぷりのすいかを食べすぎてしまうと
ダイエットや生活習慣病に悪影響を与えることが考えられるのです。
食前にすいかをたくさん食べてしまうと食事量が減ってしまい、
栄養が偏りやすくなって夏バテしやすくなる可能性が考えられます。
そのため、すいかを食べるのは食後にするか、
間食に食べるようにしてみてください。
正しい量を把握できていれば、すいかはメリットが多い食品です。
すいかのメリット・デメッリトを理解し、上手にとり入れていきましょう。
