◇風邪をひきやすい人が不足しているもの◇
風邪対策に欠かせない栄養素の代表といえば、
たんぱく質・ビタミンD・ビタミンC・亜鉛。
加えて、腸内環境を整える効果が期待できる食物繊維は
免疫機能を支える重要な存在です。
■風邪をひきやすい人に不足しがちな栄養素
・ビタミンD
カルシウムとともに骨の健康維持に関わるほか、
免疫機能を調節する作用があるといわれているビタミンです。
日光(紫外線)を浴びることで皮膚で合成されるため、
適度に日光浴を意識しつつ食事から摂取することが大切です。
魚介類やきのこ類が摂取源となります。
・ビタミンC
白血球に多く存在することから、
免疫機能をサポートする作用があるとされている栄養素です。
水に溶けやすい性質があり体に蓄えられないため、
毎日こまめに摂ることが大切です。野菜や果物、いも類に含まれています。
・亜鉛
細胞の生まれ変わりに関わるミネラルです。
免疫に欠かせない「抗体」の産生に深く関わっていることが分かっています。
含有量の多い食品は、牡蠣やレバー、牛肉(赤身)、ナッツなどがあります。
・たんぱく質
たんぱく質は、免疫細胞や抗体の材料になる大切な栄養素。
不足すると、体がウイルスに立ち向かう力そのものが弱まってしまいます。
肉や魚、卵、大豆製品などを毎食バランスよく取り入れましょう。
・食物繊維
体の免疫細胞の多くが腸に存在しているといわれています。
そのため、腸内環境が乱れると、免疫機能に悪影響を及ぼす可能性も。
つまり、風邪をひきにくくするためには、
腸内環境を整えることに役立つ栄養素「食物繊維」も不可欠といえるでしょう。
野菜やきのこ、海藻といった食品に多く含まれる食物繊維を積極的に摂ることは、
腸内の善玉菌を増やすことに役立ちます。
結果として腸内環境が改善し、風邪に負けにくい体づくりにつながるでしょう。
■栄養以外の「不足」にも要注意
・睡眠不足
睡眠が不足すると免疫力が低下しやすいといわれています。
免疫機能を正常に保ち風邪をひきにくくするためには、
十分な睡眠時間(6時間以上)を確保することが望ましいでしょう。
また、睡眠は時間だけではなく「質」を意識することも重要です。
「寝つきのよさ」や「目覚めのよさ」が実感できる質の高い睡眠をとることは、
疲労回復に効果的。免疫機能にもよい影響を与えます。
・運動不足
適度な運動は、免疫細胞を活性化させることが分かっています。
そのことを踏まえると運動不足の人は、
風邪をひきやすい傾向があると考えられます。
ライフスタイルに合わせ、取り組みやすく続けられそうな運動で構いません。
今よりも活動量が増えるよう調整してみてください。
「バランスのよい食事でしっかりと栄養を摂る」
「十分な睡眠時間を確保する」
「適度に体を動かす」
こうした日々の積み重ねが、風邪をひきにくい体をつくる一番の近道です。
「最近風邪をひきやすいな」と感じたら、
まずは自分に不足しているものを見直してみましょう。
ちょっとした心がけが「体を守る力」へとつながります。
