(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)
野球選手がホームランやヒットを打ったり、ゴルフ選手がカップイン(ホールイン)した時などに、「ガッツポーズ」をすることがありますが、これを直訳して 'guts pose'と言っても和製英語なので通じません。gutは本来、「内臓、腸、はらわた」の意味で、口語で「勇気、根性」の意味もありますが、He did a gut pose. などとは言えません。
「ガッツポーズ」の由来は、1972年にボーリング雑誌『週刊ガッツボウル』で、ストライクを出したプレイヤーが拳を突き上げて喜んだ時の動作を名付けたという説や、1974年に当時ボクサーで現在はタレントのガッツ石松さんがこの動作をしたことで広まったなど、諸説あります。
では、「ガッツポーズ」自体を英語で何というかと言えば、定訳はないものの、名詞ではfist pumpやvictory poseでしょう。「彼はホームランを打った時にガッツポーズをした」なら、
・He raised hie fist (in victory) when he hit the home run.
となります。「ガッツポーズをした」で使う動詞は、raisedの他に、pumpedやclenchedも可能です。