(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)
77.2.含意動詞
前回、実行した含みを持たない動詞を取り上げましたが、今回は実行した含みを持つ「含意動詞」を見ていきます。
(1)He remembered to visit the post office.
(1)は、「郵便局を訪れることを忘れずにいて、実際行った」というニュアンスがあります。この類の動詞には、avoid ~ing, fail, forget, happen, manage, neglect, refrain from ~ingなどがあります。
(2)We managed to achieve the goal.
(3)She avoided eating the food.
(2)は、「その目標を実際に達成した」ことになり、(3)は「その食べ物を食べることを避ける」という行動を実際に行ったことになります。もっとも、neglect、fail、refrain from~ingは、そもそも否定表現なので、toやing以下の動作を「行わなかったこと」を実現させたことになります。
前回とこの項、瀬田幸人(1997)『ファンダメンタル英文法』(ひつじ書房)参照。