88.1.パンの種類


私の書庫には私が中年の頃寄贈された百科事典が4セットぐらいあるものの、私はめったに引いたことがない。それより買い集めたおいた単行本の中にいろいろな事項を扱ったものがあり、それには児童もの(小学生中学年、高学年)、中等学校生向きのものがあり、そのほうを読んで楽しんでいることが多い。

そういう児童もので、P.R.Limburg, The Story of Corn(1920)というのがあり、楽しく読んだ覚えがある。同様にして The Story of Bread という本があれば良いのであるが、そんな本があるのかどうか、いずれにしろ私は持っていない。ただパンの起源については、C.Panati, The Browser's Book of Beginnings(1984)という、いろいろな事物の起源を簡単に記した本は持っている。パンの起源については30行ほど記しているだけである。それによると、人類がパンを作り食べるようになったのは、紀元前(BC)数千年前であったろう、とあり、これはまた小麦、大麦の栽培の歴史をも関わっていることがわかる。
(続く)