81.1.「(今日は)いい天気ですね」に当たる英語


私が旧制中学校1年次に習った英語は、“It is fine today."というものであった。しかし、私が大学を出て在京のネイティブスピーカーたちとの交際も増え、更に英語国に滞在したり住むようになって、米人との社交会話も増えるようになって気づいたことは、“It is fine today.”よりも、次に挙げる形の表現のほうがより多く使われていることであった。


・It's a nice day.
・It's a beautiful day.
・It's a good day.
・It's a lovely day.


[付] 天候のことに言及した挨拶は、米国人より英国人のほうがよくすることは、私には興味深いことである。
また、“It's a ~ day.”という型ではなく、“It's ~ weather.”という型の表現も聞かれる(“It's nice weather.”など)。その場合には、aはつけないのが普通。




81.2.「(今日は)嫌な天気ですね」に当たる英語


「悪い」天気の場合は、次のような表現が使われる。

・It's a terrible day.
・It's a nasty day.
・It's bad weather.

[注]81.1.と82.2.で列挙した諸表現は、場合によっては感嘆符をつけて感嘆文的音調で言われることもある。また、付加疑問(Tag Question)の形で言われることもある。

・It's a beautiful day, isn't?
・It's a terrible day, isn't?