73.4.「堤防(土手)」(続き)

つまり、英国のcountrysideの多くの小川のbankは、自然のままでほとんど手を加えていないのに対し、日本などでのそれは人口のbankになっている。その理由の一つは、日本には6月下旬~7月上旬は雨季であり、夏は8月下旬~9月上旬には台風が雨をもたらし、土手の高さやその強度が十分でないと、洪水になってしまうのである。いわゆる護岸工事が必要だったのである。

護岸工事と言えば、ロンドンのテムズ河(the Thames)では護岸工事された土手(堤防)であって、それをembankmentと呼んでいる。そして、テムズ河の護岸に沿ったいくつかの通りを Victoria Embankment, Albert Embankment, Chelsea Embankment などと呼んでいる。