73.4.「堤防(土手)」
私の大学生(文学部英文科)時代の恩師の一人である英文科主任教授、福原麟太郎先生は、英国のイングランドのhillについて興味深いことを言われたことは、既に67.1.で紹介した。
同教授(先生のニックネームは「フクリン」であった)は、「土手」についても次のようなことを話して下さった。
「小川のほとりは、日本の大きな川の土手のように土を盛り上げて高くなっているのではなく、川の流れの両側に草や茂みがあるだけで、流れとの境がはっきりしていないことが多い。それは、そういう小川の流れは大して深くないのです。ただ、流れはかなり速いことが多い」
後年イングランドのカントリーサイドを流れている小川の土手に当たるところを実際に目にしてみて、フクリン先生の言われたようになっていたのであった。
(続く)
私の大学生(文学部英文科)時代の恩師の一人である英文科主任教授、福原麟太郎先生は、英国のイングランドのhillについて興味深いことを言われたことは、既に67.1.で紹介した。
同教授(先生のニックネームは「フクリン」であった)は、「土手」についても次のようなことを話して下さった。
「小川のほとりは、日本の大きな川の土手のように土を盛り上げて高くなっているのではなく、川の流れの両側に草や茂みがあるだけで、流れとの境がはっきりしていないことが多い。それは、そういう小川の流れは大して深くないのです。ただ、流れはかなり速いことが多い」
後年イングランドのカントリーサイドを流れている小川の土手に当たるところを実際に目にしてみて、フクリン先生の言われたようになっていたのであった。
(続く)