46.2 都(みやこ)の西北、早稲田の森に
よく知られているように、これは早稲田大学の学歌である(ついでながら、慶応大学のほうは、慶応義塾の「塾歌」という。他に、スポーツの応援歌もある)。
見出しの「都の西北」を英語で表してみると、早大での私の授業で言うと、学生は直接英語で、
・*west-north of Tokyo
とするのである。まず「西北」が“west-north”ではだめであり、“of Tokyo” も直訳英語である。単に “of Tokyo” とすると、早稲田大学は練馬区の大泉あたりにあることになってしまう。早大は1882年(明治15年)に創設されたもので、その頃の「都」というのは山手線の内側くらいの広さであるが、その後東京府が広がったので、「都の西北」の「都」は、今では東京の中央部分であるから“central Tokyo” としたらよいであろう。
「都の西北」は、したがって、
・in the noth-west of central Tokyo
となるであろう。
[補]「早稲田の杜」の「杜」を、forest(森)などとしたら、そこには深い森林があることになってしまうので、woodsかtrees あたりが良い。
[小山田注]woodsは、foresetに比べて小規模な森や、木材としてすぐ使用予定の森を指します。
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