43.1.departmentというもの
この語を発音してみると「デパートメント」、なんだ「デパート」のことか、で終わってしまう人は、英語体験から言えば、入門か初級レベルの人である。
というのも、英語体験がもう少しある人なら、次のような用語を見かけているはずだからである。
(1)英米の消防自動車の横腹には「F.D.」と出ていて、これは Fire Department の略号である。
(2)「警察署」のことは police station のほかは、police department とも言っている。
[注] police station と police department の意味用法的違い
police station は建物(施設)のことを、police department はより大きな全体組織の中の一部局としての警察署のことを表す。
(3)「デパート(百貨店)」は、大型店の各「売場」のことで、これより大きな組織の中の一部局(各売場)という基本意義に適合するものである。ということは、デパートの中の売り場のこと [例]「靴売場」(shoes department)「男性服売場」(men's clothing department)
(4)(官庁の)「~省」に当たる英語は、<department of~>の形で表している。
「農林水産省」Department of Agriculture and Fishery
「通商産業省」Department of Industry and Trade
[注]「~省」に当たる英語は英国や米国では、<Department of the ~>の形で表している。日本も戦前はそう表していたが、戦後は、フランス政府の使っている<Ministrer de ~>を英語化した<The Ministry of~>の形を使っている。ministerとは「大臣」のことなので、minisitryは直訳すれば「大臣庁」とでもなるところ。
(5)大学の「~学部」のことは、
「心理学部」Department of Psychology
「物理学科」Department of Physics
ここでも大学なら学部という大きな組織の中の一部局である学科のことを表していて、先の原則に合っている
(6)市役所、府庁、都庁などの「水道局」「交通局」「衛生局」などは、大きな組織(地方自治体の一部局)なので、それぞれ
・water department
・transport department
・hygiene and sanitation department
などと表せばよい。
[付]米国ニューヨーク(New York City)の港のあたりを歩いていたら、何かの掲示(Notice)が出ていて、その公示主は Port Authority と出ていた。authority にはこういう使い方があるのだ、と知った次第である。
authority と言えば、その後ロンドンの教育庁(教育委員会と似たもの)のことを、London Education Authority と表しているのを見たのであった。
43.2.「首都」に当たる英語は知っていて当然
私の場合、中学1年次の教科書の中頃に、London is the capital of Bretain. というのが出ていた。担当の英語教諭は、capital という語の中に、capi という部分があり、capi は、cap が頭部にかぶることを思い合わせれば、「頭」であり、頭は人間の中心であるから、地図的には<国の首都>と言うことと見当がつくはずです、と説明された。
この語を発音してみると「デパートメント」、なんだ「デパート」のことか、で終わってしまう人は、英語体験から言えば、入門か初級レベルの人である。
というのも、英語体験がもう少しある人なら、次のような用語を見かけているはずだからである。
(1)英米の消防自動車の横腹には「F.D.」と出ていて、これは Fire Department の略号である。
(2)「警察署」のことは police station のほかは、police department とも言っている。
[注] police station と police department の意味用法的違い
police station は建物(施設)のことを、police department はより大きな全体組織の中の一部局としての警察署のことを表す。
(3)「デパート(百貨店)」は、大型店の各「売場」のことで、これより大きな組織の中の一部局(各売場)という基本意義に適合するものである。ということは、デパートの中の売り場のこと [例]「靴売場」(shoes department)「男性服売場」(men's clothing department)
(4)(官庁の)「~省」に当たる英語は、<department of~>の形で表している。
「農林水産省」Department of Agriculture and Fishery
「通商産業省」Department of Industry and Trade
[注]「~省」に当たる英語は英国や米国では、<Department of the ~>の形で表している。日本も戦前はそう表していたが、戦後は、フランス政府の使っている<Ministrer de ~>を英語化した<The Ministry of~>の形を使っている。ministerとは「大臣」のことなので、minisitryは直訳すれば「大臣庁」とでもなるところ。
(5)大学の「~学部」のことは、
「心理学部」Department of Psychology
「物理学科」Department of Physics
ここでも大学なら学部という大きな組織の中の一部局である学科のことを表していて、先の原則に合っている
(6)市役所、府庁、都庁などの「水道局」「交通局」「衛生局」などは、大きな組織(地方自治体の一部局)なので、それぞれ
・water department
・transport department
・hygiene and sanitation department
などと表せばよい。
[付]米国ニューヨーク(New York City)の港のあたりを歩いていたら、何かの掲示(Notice)が出ていて、その公示主は Port Authority と出ていた。authority にはこういう使い方があるのだ、と知った次第である。
authority と言えば、その後ロンドンの教育庁(教育委員会と似たもの)のことを、London Education Authority と表しているのを見たのであった。
43.2.「首都」に当たる英語は知っていて当然
私の場合、中学1年次の教科書の中頃に、London is the capital of Bretain. というのが出ていた。担当の英語教諭は、capital という語の中に、capi という部分があり、capi は、cap が頭部にかぶることを思い合わせれば、「頭」であり、頭は人間の中心であるから、地図的には<国の首都>と言うことと見当がつくはずです、と説明された。