25.1.「ご無沙汰していました」(1)
ふだんよく会っている人に対しては、“Hello, how are you?”と挨拶するものであるが、それが久しぶりの時には、
前に会った時から日時が経過して来たことを示すために現在完了形にして表している
(現在完了形の継続用法による)
・How are you?→How have you been?
25.2.「ご無沙汰していました」(2)
学校で習うこの意味の英語表現には、次のがあることを指摘しておきたい。
・It's long since I saw you last.
・It's been long since I saw you last time.
25.3.Long Time No See
英文法を無視したこのようなブロークン・イングリッシュな表現を、結構ネイティブ・スピーカーが使っているのは面白いことである。
もちろん、元々は1800年代の後半に中国人(上海、香港など)が英語に接して、それから作り上げた表現だったと思われる。米国本土西海岸に移民して、「ご無沙汰してました」という意味の中国語表現(4文字構成かどうか私には未詳)(小山田注)をそのまま英語にしたものであったろう。
そんな表現をネイティブ・スピーカーが使っているのも面白いのであるが、もしかしたらユーモラスな英語に響くためであろうか。
注:「好久不見(ハオ、ジウ、プーツィエン)」という表現があります。