今回は、就職や転職に関する表現を紹介します。
1.私は電車の運転士になりたい → I want to be a train operator.
まず、何かの職業に就くという意味での「~になる」は、be が最も適切です。
become には、「時間と共に、徐々に変化していく」というニュアンスがあるので、
そのプロセスを強調したいのであれば、becomeも使えます。
なお、「電車の運転士」は、「運転」にとらわれて、× train driver としてしまいがちですが、
電車の運転は、車と違って決まった線路の上を走らせるので、driverという語は使えません。
他には、a train engineer とも言います。
2.彼は、去年高校の英語教師になりました → He started teaching English in high school last year.
He started work as an English language techer in high school last year.
「教師になった」のは、4月なり9月なりに発令されて着任したので、becomeよりも表記のように言うと良いでしょう。
なお、high school の前が in なのは、「高校教育における」という意味です。具体的な高校名であれば、
・at ABC High School
「ある高校で」という意味であれば、
・at a high school
のように、at になります。
なお、「英語教師」は、単に an English teacherだと、Englishにアクセントを置かないと
「イギリス人の教師」と間違えられる恐れがあるので、an English language teacherが良いでしょう。
3.彼女は転職したがっています → She wants to change jobs.
ここでは、jobに複数形の s がついている点が重要です。
なぜかと言うと、元の職場と移った職場の2つがあるからです。
これは、「電車を乗り換える」時に、change trains と言うのと同じです。
なお、具体的に会社を移る場合は、move to another company と言えます。