「高い」という言い方は、英語ではその対象によって変わって来ます。



a. 由美と香織では、どちらが背が高いですか? → Who is taller, Yumi or Kaori?


身長のことを表現する時は、もちろん tall を使います。

なお、「どちら」に引っ張られて which を使いがちですが、

which girlのように、名詞を続けて使うほうが自然です。



b, 日本で一番高いビルはどれですか? → What building is the highest in Japan?


この場合、tallを使ってもいいのですが、「ひょろ長い」と言うニュアンスがあるので、

highを使ったほうがいいでしょう。なお、表記の他に、

What is the highest building in Tokyo? とも言えます。



c. それは高すぎます。少しまけて頂けませんか? → It costs me a lot. Could you give me a little discount?


物の値段が高いことを表す時は、「物+cost+払う人」で言いますし、

a lotの部分を金額に置き換えると、かかった値段を表現できます。

もちろん、形容詞 expensiveも使えます。

ただ、反対語で、「安い」という意味で認識されているcheapは、「安っぽい」というニュアンスがあるので、

less expensive, not expensive, inexpensiveなど、他の表現を使うべきです。

「値引きされた」は、副詞的に言うのであれば、at a reduced price [rate],

「良い値段」と言う意味では reasonable、「手が出る」という意味では、

affordableと言うように、その都度使い分ける必要があります。