今回は、意味が紛らわしい単語を紹介します。


a

1) study → 単に学習するだけではなく、調査研究を含みます。また、小さい子どもが地面でアリを観察することもstudyと言えます。

2) learn → 教科や言語など、学習目標があって身につける、というニュアンスがあります。但し、masterと違って、「(苦も無く運用するレベルまで)習得する」とまでは行きません。


b

1) house → この単語自体は、家の建物そのものを表わします。いわゆる「一戸建て」を言う時もこの単語を使います(なお、「一軒家」は、荒野にポツリと建っている家のことです)。

2) home →「世帯」 「家庭」という意味で使います。不可算名詞なので、go home、I'm home(「ただいま」)など無冠詞で使います(なお、「ただいま」は、通常 hello のほうがよく使われます)。


c

1) teacher → 一般的に「教師」の意味で使われます。特定の教科や技術を教える人には、instructorを使います。educatorは、「教育家」「教育評論家」のニュアンスが強いので、教師の意味ではあまり使われません。

2) master → 主にイギリスで使われ、男性教師や校長を表わす場合にも使われます。


d

1) student → 通常の「学生」「生徒」を表わす場合に使われます(なお、学校教育法では、「(幼稚)園児」は保育園や幼稚園、「児童」は小学生、「生徒」は中高生、「学生」は、大学・短大生を指します)。

2) pupil → masterの弟子入りをした学習者を表わします。「生徒」の意味で使われることもあります。元々ギリシャ語の pupa(小さな人形)が語源で、フランス語由来のpuppet(操り人形)も同じ語源です。目の中に、小さく映る人形から、「瞳孔」の意味にもなりました。

(この項、以下を参照。http://ameblo.jp/yudaganka/archive2-201003.html