久々に、間違いやすいカタカナ英語をご紹介します。
a. ~にエールを送る → yell for~, give a yell~
NHKの『みんなのうた』でも流れた、日本の3人組バンド「いきものがかり」のヒット曲に、「Yell」という曲があります。
yell自体には、元々名詞で「叫び声」「怒鳴り声」の意味です。
「応援する」という意味もありますが、、本来は「スポーツ選手に送る応援」という意味があり、
動詞としても、「(試合中のスポーツ選手を)応援する」という意味になります。
従って、歌の「Yell」のように、卒業する人に向かっての応援という意味は、
英語のニュアンスにはありませんが、比喩的に使用されると解釈すれば、なかなか興味深い使用法です。
なお、yell at~for...は、「~(人)に、...のことで怒鳴る」という意味になります。
b. ワンマンバス → one-man operated bus
今や、バスと言えば路線バス高速バスを含めて、ほとんど「ワンマンバス」ですが、
英語で正しく言えば表記のようになります。
もし、manという単語が引っかかるのであれば、
a bus without conductors on boardと言えば、「車掌無しで走るバス」の意味になります。
ちなみに、「ワンマン経営」などと、独善的な指導者や経営者という意味での「ワンマン」は、
autocrat managementと、antocratを使います。
c. コインロッカー → coin-operated locker
operateが出て来たところで、駅や図書館などでお馴染みの「コインロッカー」は、
表記のようになります。
「ワンコインバス」も、もちろん和製英語です。ワンコインすなわち100円で乗れるバスなので、
a bud you can ride for ¥100 yen for a distance などと、説明的になります。