日本語で、「~ている」というアスペクト(相)の表現があります。英語に訳す時、何でもかんでも進行形(「be動詞+ing」)にする学習者がいますが、使用動詞によっては、そのように訳せない場合もあります。
今回は、「~ている」「~ていた」「~てしまった」などの表現をまとめました。
a. 私の兄は高校で教えています → My (big) brother teaches at a high school.
ここで進行形を使って、is teachingとすると、一時的に教えていて、近々転職をするかもしれない含みが出てきますので、現在形を使います。
他には、at以降は in highschoolでも可能です。これは、 in school と同じように「高等学校教育で」という意味だからです。
また、be動詞を使って、My brother is a highschool teacher.は、最も簡単で誤解がありません。
b. ゆきこは、今日黄色いセーターを着ています → Yukiko is wearing a yellow sweater today.
これは、現在の状態を表しているので、進行形です。現在形だと単なる習慣です。
なお、「着る」という動作は、put onを使います。
c. あなたのことをずっと探していました → I have been looking for you.
現在完了進行形は、あまり使い慣れないと思いますが、「探す」という動作に重点を置きたい時は、現在形の継続よりも効果的によく使われます。
d. 今までどこに行っていたのですか? → Where have you been?
この場合、goneは「行ってしまった」のだから使えないとよく言われますが、経験を表す時でも、
gonwが使われることがあるので、よくコンテクストを踏まえながら解釈をする必要があります。
なお、beenを/ben/のように発音する英語話者も結構います。
e.私は自転車の鍵をなくしてしまった → I have lost my bike key.
I lost ~にすると、鍵をなくしたのは過去の一点のことなので、もう見つけたという意味になるので、ここは現在完了形です。
なお、車の鍵は car key、玄関の鍵は front door keyと言います。