今回は、列車での表現を紹介します。


a, 電車が来ます。白線の内側でお待ち下さい →

The train is coming (in). Wait behind the white line.


「来ます」は、comingの代わりに pullingも使えます。

「内側」は、insideを使うと「白線とホームの端との内側」と誤解されます。この場合は、「電車から見て」内側という意味で behindを使います。

また、「白線」は、the dotted wite line とも言います。

なお、イギリスなどヨーロッパのホームと列車の隙間が広く開いていることが多く、Mind the gap. とアナウンスでされることがあります。



b. この列車は、定刻より遅れて運行しています → This train is running behind the time (schedule).


「5分遅れて」は、five minutes behind schedule, five minutes late などと言います。

ちなみに、He is behind the times. は、「彼は時代遅れの人だ」で、

It is out of date. は、「それは時代遅れだ」というように、前者は人を、後者は物を主語にして使います。




c. その事故の後数時間、電車とバスが動きませんでした → 

Several hours after the accident, the trains and buses are out of service.


「動かない」を、don't moveなどとすると、故障で動かないと思われますので、表記か、out of operationと言います。

ちなみに、「故障中」は、out of order です。



d. 昨晩私は東京から藤沢まで電車で立ち通しでした →

I had to stand on the train all the way from Tokyo to Fujisawa. 


「立ち通し」を、keep standingとしてしまうと、「空いているのに座らない」というニュアンスになります。

I was kept standing ~. のように受身にする分には問題ありません。

また、イギリスでは in the train を使います。

なお、電車の分類で、「各駅停車」は local train、「快速」は rapid service、「急行」は express ですが、

「特急」を limited express とするのは、ネイティブスピーカーには違和感があります。

super express か special express がより適切です。

なお、小田急などの「快速急行」、京浜急行などの「快速特急」は、

それぞれ rapid express、rapid super express となります

(京浜急行では、快特・エアポート快特・特急の英語表記は全て Limited Express です。

駅時刻表の中には、英語表記の後に「KAITOKU」、「AIRPORT KAITOKU」、「TOKKYU」と

ローマ字併記をしている所もあります)。